第262話 1540年 10歳 安東家を攻略するぞ(⑥降伏か討死か、安東家に最後の決断迫る)
1 攻城戦
次男の**安東舜季は、筆頭家老檜山正季**に対して激怒している。
次男
「どうなっているのだ、負けたではないか。湊安東(分家)も南部家に負けたと言うではないか!
南部家国人の戸沢政安に二百貫も渡して何をやっているのだ!」
筆頭家老が顔を青くして、汗を拭きながら言う。
筆頭家老
「戸沢政安にはこちらから何度も督促をしたのですが、もう戦いに出ると思います」
そこに兵士が慌てて報告する。
兵士
「戸沢政安から伝言です。
『儂が今南部を攻撃したら、安東の次に儂が越後に滅ぼされる。今回のお金は手間賃でもらっておく』
とのことです」
次男
「ふざけるなーー(怒)
貴様が余計な策を弄したせいだ! 儂は悪くない!」
次男は顔を真っ赤にし、青筋を立てて大激怒である。
筆頭家老
「こうなれば、例の罠に大物が引っ掛かってくれるのを待って、その者を人質にして和議を申し込みましょう」
例の罠とは、抜け穴の存在が長尾家に知られているため、家老は抜け穴から長尾家の兵士が侵入する事を想定して作った罠である。
<緊迫>
その時、爆発音がした。
しばらくして、黒煙が次男と筆頭家老の部屋にまで流れ込んで来た。
慌てて飛び込んでくる兵士。
兵士
「大変です。例の罠の倉庫が爆発しました。
倉庫と城は繋がっているので、この城まで延焼中です。
奴等、油と火薬を混ぜた物を爆発させたようで、火が消えません!」
次男
「これまでだ。
兵士全員で決死隊を作り、打って出るぞ。儂も出る」
筆頭家老
「お止めください、勝負は決しました。潔く降伏しましょう」
次男
「お前はそれでも武士か?」
<崩れる城内>
領主**安東尋季**が、慌てて出て来た。
領主
「家老の言う通りだ。降伏の用意をしろ」
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