第257話 1540年 10歳 安東家を攻略するぞ(①南部家と共闘開始、安東家攻略が動き出す)
南部家にて
<緊迫>
俺「この度は当主就任おめでとうございます」
南部晴政「正直、龍義殿のお計らいで将軍様からこの晴政と言う名前を頂けた事で、小うるさい国人どもを黙らす事が出来た。
これも、将軍様を紹介して頂いた上に五千貫まで頂けたおかげだ。誠に感謝申し上げる」
そういって南部晴政は俺に深々とお辞儀をしてきた。
重臣も少し涙ぐみながら深々とお辞儀をする。
南部晴政「だから本願寺の龍義殿への暗殺未遂は本当に腹が立った。
儂は本当に加賀まで行こうとしていた。
そしたらいつのまにやら加賀国の守護大名までなられて、越後、蝦夷地、越中と来て、加賀まで持たれると天下は目の前ですな」
俺「いえいえ、まだまだです。
それで今回一万の大軍で訪れたのは、安東氏を落とすためです。
南部家には今年は飢饉があるので備蓄してくださいと二年くらい前から言っているので、大丈夫だと思います」
南部晴政「これも感謝したい。用意してなかったらと思うとゾッとする」
俺「安東氏は今、飢饉の真っ最中です。攻めるなら今しかありません」
南部晴政「了解した。安東は兵を餓えさせてれば戦にならないので儂らの勝ちだ」
俺「長尾家は檜山安東(本家)、南部家は港の湊安東(分家)を攻めるという事で如何でしょうか?」
南部晴政「心得た。安東家に関する情報は南部家の方が豊富だと思うので、そちらに人を送っておく」
俺「助かります。
それと、今まで南部家と長尾家の連絡係をしていた志村に代わり、今後は叔父の長尾景康が勤めます」
長尾景康「よろしくお願いいたします」
南部晴政「龍義殿の叔父上とは心強い。我等南部家と長尾家は兄弟のような関係だ。
長尾景康殿、困った事があればどんな些細な事でも言って下され。
長尾景康殿さえ良ければ、南部家からお手伝いを派遣するので、その者に言って下され」
長尾景康「かたじけない。感謝致します」
<困った話>
南部晴政「そうだ、うちの娘(清姫6歳)にも挨拶させないとな」
南部晴政は、俺が将来清姫を側室で貰う事を証文まで書いて約束しているにも関わらず、早く清姫を越後に入れさせたい。
要は、俺が天下人になれば側室だらけになるだろうから、先に娘の清姫に越後での地位を築かせたいのだろう。
南部晴政よ、6歳には無理だぞ。
早速、清姫が現れる。
可愛いアイドルみたいな顔立ちだ。
清姫「龍義様、ご無沙汰しております。私を越後まで連れて行って下さい」
俺は、発言内容にびっくりして南部晴政の顔を見るとニヤリとしていた。
このセリフは南部晴政が清姫に言わせたのだろう。
返答に困る。
ダメだと言って傷付けるつもりはない。何しろ本当に将来側室として迎えるつもりなのだ。
そうなると、紳士に誠実な返答が一番だ。
俺「清姫さんは大きくなったら美人さんになる。
美人さんになったら迎えに来るから待っていて下さいね。
どうしたら美人になるかは、そこの父上に聞いて下さい(笑)」
清姫は早速、どうしたら美人になるかを南部晴政に聞いている。
晴政「え、ええと……そ、それはだな……」
南部晴政は困ってる。
そこまで面倒見きれない(笑)
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