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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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157/279

第157話 1538年8歳 塩の生産コストを下げるぞ

<牛1500頭の転用だぞ>


事務員真田から、15000人の食料の輸送に使用した牛1500頭をどう転用したら良いか相談があった。


越後は今後、混合農業(作物栽培と家畜の飼育)を組み合わせて行う農業形態)を柱としてやっていく方針で、

既にニワトリは各村に配り終えている。

次は牛を配る計画なのだ。


村に配る前に、牛の有用性に関して皆がわかるようにしたい。


そこでまずは、前から非効率だなと感じていた塩田に牛を活用したい。

俺「塩は戦も民も動かす。だから最初に増やす」

通常塩田は、


① 場所選び

・海に近く、日当たりと風通しが良い砂浜や平地を選ぶ。


② 海水をくむ

・桶やひしゃくで海水を汲む(すべて人力)。


③ 砂に海水をまく

・汲んだ海水を砂の上に均等にかける。


④ 天日と風で乾燥

・太陽と風で水分だけを蒸発させ、塩分を砂に残す。


⑤ かん水を集める

・塩分を含んだ砂に真水をかけ、濃い塩水(かん水)を作って集める。


⑥ 釜で煮詰める

・集めたかん水を釜で煮て、水分を飛ばし塩を結晶化させる。


問題となるのは②海水をくむを人力でやっているので、これを牛としたい。


俺はアイデアの図面を発明家の新田次郎に渡す。


新田「若様は相変わらず世界を変えますね。ここまで来ると趣味ですね」


ほっとけ。


<塩田の仕事が別物になる>


晴れた天気に直江津の塩田従事者を呼ぶ。


メンバーは俺、事務員真田、発明家新田、守役安田だ。


目の前には蓋つきの大桶(400リットル)車輪付き。

牛2頭がいる。


発明家新田が塩田従事者に段取りを説明する。


守役安田「若様これは何が始まるのですか?」

俺「見てろ」


まず男が4人がかりで大桶を沖合いに持って行く。

浮くので楽々。


次に蓋を開け、大樽の中に海水入れる。

男4人なので浮力に負けず桶が沈み海底に着く。


紐を牛2頭に繋げる。

牛が桶を岸まで引っ張る。


塩田まで来たら蓋の栓を外す。

海水が出てくる。


出て来た海水を穴付きの長いパイプに繋げる。

塩田に均等に水が撒かれる。


牛は前進して行き、塩田の後ろまで来たらテコの原理で桶の後ろを持ちあげ、全ての海水が塩田に撒かれた。


【牛で塩田を回す全体図】


沖合い

 ↓(桶を浮かべて運ぶ)

[フタ付き大桶 400L] ← 男4人で押して沈める

 ↓(海水を満たす)

[満タン]

 ↓(牛にロープ接続)

牛2頭 ─── ロープ ─── 大桶

 ↓(引っ張る)

岸へ到着

 ↓(栓を抜く)

海水が流れる

 ↓(穴あきパイプへ)

=================

塩田に均等散布(牛が前進)

=================

 ↓(最後にテコで傾ける)

残りも全部ドバーッ!


【塩田での散布イメージ】


牛 →→→→→→→→→→→→→→→→


 大桶(車輪付き)

   ↓

  栓を抜く

   ↓

 穴あきパイプ

 ───────────────

 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ |

 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ |

 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ |

 ───────────────


牛が歩くほど、塩田に均等に撒かれる。


塩田職人「若様ありがとうございます。今まで25人でやっていたことが5人ですみます。

塩田を5倍に出来ます。

この仕事、今日で別物になりました……! 」


【人力 vs 牛】


(今まで)

海水汲み:25人

砂に撒く:人が往復

疲れる、遅い、拡張できない


(これから)

海水汲み:5人(+牛2頭)

牛が引く

均等散布パイプ

塩田5倍まで拡張可能



守役安田「いきなり5倍ですか?若様すごいですね」


俺「塩は売れるからな。塩の売り上げが5倍になるぞ。

それに、俺はあらゆる業種に牛を入れて効率化をはかり、生産性をあげたいのだ。

今後もあちこちの現場に牛を入れて行く」


守役安田「明日から同僚が牛の生活が始まるって事ですね」


そこまでじゃないよ。

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