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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第153話 1538年 8歳 菊姫との婚姻だぞ

前回、龍義は土佐の長宗我部に一万貫を投じた。

<菊姫の別宅>


やっと直江津に帰ってきた。


こういう時、一番喜ぶのは安田だ。


安田

「これで船酔いから解放ですぞ。やりましたぞ乳母殿」


菊姫の乳母もニッコリだ。


乳母

「私は殿様(伊達稙宗)と一緒に陸路で直江津行きましょうと何度も菊姫に言ったのです。

菊姫は龍義様の側が良い。堺に行きたいとガンとして譲らず、殿様と行きたかったら私だけで行けと言われましてしぶしぶ乗船です。

水鬼様がいて助かりましたわ」


安田

「お互い苦労しますなーワハッハ(笑)」


乳母

「堺であれだけの着物や食べ物見せられたら菊姫の気持ちも分かります。」


後ろで聞いていた菊姫が突然登場する。


菊姫

「そうでしょ。行って良かったでしょ。

早く私は龍義様が用意してくれたというお屋敷に行きたいわ。降りる準備手伝って」


乳母

「ハイハイ分かりましたよ」


「そしたら安田も行くぞ。菊姫を案内しないといけない」


鶴姫

「私の屋敷は?」


皆、凍りつく。


鶴姫は形式勉強中、実態側室。

出港前にまるで予想していない。


「鶴姫の居室はしばらく客室だ」


鶴姫

「まっしょうがないよねー。

龍義様の近くだったらどこでもいいわ」


ドキリとするが流す。


俺は船を降り、菊姫や鶴姫を俺の邸宅に案内した。

港から20分程度の距離だ。

春日山城まで1時間程度の距離だ。


敷地は東京ドーム半分ほど。

広いので菊姫の別宅を建てた。


菊姫の好みに合ってくれたら嬉しい。


まずは菊姫を別宅に案内する。


鶴姫は「いいなー」の表情だが、勉強中の名目だからしばらく客室で我慢してもらうしかない。


<菊姫の衣装部屋>


菊姫が一番気に入ってくれたのは衣装部屋だ。


部屋の正面の壁に、この時代にはない鏡の代用品として、銀を徹底的に磨かせた反射鏡がある。


結構なお値段だが、菊姫が喜んでくれたらその価値がある。


「どう、気に入った?」


菊姫は鏡を見て、しばらく声も出ない。


菊姫

「最高。

これ以上の褒め言葉はないわ。

龍義様は本当に私の事わかっているわ」


この鏡はどうやらお値段以上だったようだ。


菊姫が俺を抱き締める。


菊姫

「大好き」


ボクシングの試合の審判のように、二人の間に入る乳母。


乳母

「ハイそこまで」


菊姫、怒る。


菊姫

「こんなに最高の物を与えられたら興奮するのが女でしょ。わかんないの」


乳母

「ハイわかりません。ここまでです」


守役安田も乱入。


安田

「若様もそこまでですよ」


ボクシングの試合か?


「そしたらまた夜会おう。

菊姫は荷物を整理しないと寝る場所なくなちゃうよ」


菊姫

「その時は龍義様の部屋にでも泊めてもらうから大丈夫」


乳母

「大至急で菊姫の寝る場所を確保するから大丈夫です。心配ありません。」


安田

「よかったら私も手伝いますぞ、指示を下され」


俺は忙しくする二人を後にして、柿崎達と打ち合わせをするため邸宅に戻った。


<婚姻の義(回想)>


菊姫が越後に来た日の事を思い出す。


春日山の山裾に、静かなざわめきが広がった。

伊達家の嫁入り行列が、城下へ入ったのだ。


女官十名、侍女五名、供奉武士二十名。

越後の警護隊と合流した隊列は、いつしか迎え入れの儀をなす荘厳な行列へと姿を変えていた。


城門の大扉が、ゆっくりと開かれる。


正面に立つのは、正装の上杉龍義。

この日だけは直垂に身を整え、微動だにせず花嫁を待っていた。


輿が止まる。


菊姫が、ゆっくりと姿を現す。


紅地唐織の小袖、金襴の打掛。

その姿は、まさに奥州伊達の象徴だった。


二人は、言葉なく座礼を交わす。


朱塗りの三段の盃が運ばれる。


一の盃。祖霊へ。

二の盃。夫婦の縁へ。

三の盃。越後と奥州、その領民の安泰へ。


静寂の中で、酒の注がれる音だけが響いた。


その夜、大広間には宴が開かれた。

越後と奥州の縁が、確かに結ばれた。


挨拶の場で菊姫は伊達弁で「よろしくお願い申し上げます」と言い、場を和ませた。


菊姫や乳母や守役安田と時間が出来、茶飲み話となった。


乳母

「菊姫様は米沢城にいる時、龍義様からの書簡を毎日まだかまだかと楽しみにしていて、書簡が来た日はもう大変。

本当ボロボロになるまで何回も読み返して可愛かったですよ」


菊姫

「もうー。バラさなくても良いでしょ」


安田

「うちの若様も同じですよ。

菊姫の書簡が来た日は終始ご機嫌で、うちの兵士なんて失敗した時は菊姫の書簡が来た時に報告しろという話まであるんですよ。

普段なら物凄く若様から怒られる失敗でも、菊姫の書簡が来た日は多少の失敗でもいいよ、いいよになるんですよ」


「だから、皆菊姫の書簡が来る日を気にしていたのか?」


安田

「菊姫が来た以上これからいつ失敗を報告しようって皆相談しています」


「失敗はすぐ報告が鉄則だぞ。

安田からもキチンと注意してやってくれ」


乳母

「そしたら菊姫と龍義様が喧嘩した時は皆様に被害が行きますね」


菊姫

「私と龍義様は喧嘩なんてしませんよーー。

行きましょ。色々案内して教えてね。

行きましょ、行きましょ」


安田

「そしたら乳母殿、私たちも行きましょう、行きましょう」


乳母

「そうですね行きましょう」


菊姫

「もーーそっちは二人でどっか行ってきてよーー」

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