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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第151話 1538年8歳 足利将軍との再会で危機だぞ

前回、明国出身の通訳にして料理の名人――林爛々を仲間に迎えた。

ただし欠点は、常識外れの大食いである。

足利将軍・足利義晴には過去2回会っている。

1回目は、俺に「上杉龍義」という名前を名付けてくれた。

2回目は、当たり前だが――堅苦しく、威厳のある言葉で接してきた。


そして今回が3回目となる。

8歳で上洛回数3回。史実の上杉謙信の記録に並んだ。


<足利将軍と再会>


足利義晴

「久しいの、上杉龍義」


今回は砕けた表現だ。

2回目は威厳を出して圧迫面接をして、俺から金を多くせしめようという魂胆だった。


だが、俺があまり動じなかった。

そのため親しみのある方に戻したようだ。


型通りの挨拶を交わした後――


足利義晴

「上杉龍義はなぜ細川晴元に味方するのか?

あやつが儂に日頃どういう態度を取っておるか知らんわけではあるまい?


儂はお前に上杉龍義という名前を与えた名付け親だ。

子は親のために尽くさぬといけないであろう」


さてと困った。


本音は、越中と蝦夷地の守護大名の座が欲しかったからだ。

だが足利義晴に言っても、細川晴元が了承せねば前に進まない。


逆に細川晴元が了承すれば、全てがうまくいく。

こんな本音を言えるわけがない。


建前がいる。


昔から足利将軍は人を困らすとはよく言ったものだ。

伝統は守られている。


閃いた。


上杉龍義

「私の予言は当たると言われています。

そうでなければ8歳児がこうして将軍様に謁見できるはずがありません。


将来、将軍様は三好氏から大変な目に遭わされます。

私の行動は、三好氏から将軍を救う行為に繋がるのです」


足利義晴がつばを飲む。

口の中がカラカラなのであろう。


足利義晴

「どのような目じゃ」


「すぐではありませんが、命を狙われます」


(史実では病死。この場合嘘もしょうがない)


「私が行った事は、細川晴元と三好氏を離反させた事です。

さすればどうなりますか?」


足利義晴

「細川晴元が三好氏と争うことになるだろう」


「私は将軍の味方です。

ということは、細川晴元を助けて三好をやっつけることにより、将軍様の命をお助けしているのです」


足利義晴

「あいわかった。儂でできる事はあるか?」


「越後から将軍をお助けに駆けつけるには、加賀の一向宗が邪魔になります。

私達が加賀を通るときは、何卒お取りなしをお願い致します」


足利義晴

「それは簡単じゃ。

上杉龍義が本願寺に行き、坊主の位をもらえば奴らは大人しくなるぞ」


足利義晴が爆弾投下してきた。


俺は本願寺に対抗して、同じ浄土真宗で本願寺の敵である東門徒を保護している。

本音は完全拒否だ。


断る建前どうしよう?


困った。

う~ん。


閃いた。


「祖父の長尾為景が一向宗を嫌っておりまして、断交しております。

私が本願寺に入りますと、越後に帰れなくなりますね」


足利義晴

「おー確かにそうだな、聞いた事あるわい。

それでは儂から本願寺の方に連絡しておいてやるから、


細川の危機ではなく、儂の危機の時に駆けつけるのだぞ。良いか?」


「もちろんでございます」


<献金交渉>


足利義晴

「それはそうと、儂への献金2万貫はどうした?

持ってくるのは明日か?」


なぬ?


1万貫の予定なのだ。

ここで2万貫出すと、天皇にも2万貫出すことになり、大散財だ。


俺は既に木沢長政を撃破することにより、越中の守護大名の座を手に入れている。

無理に媚びを売る必要もない。


またまた断る建前どうしよう?


困った。

相変わらずのう~ん。


こんなに悩んだらハゲるわ。


閃いた。


「それでは1万貫は現金で直ちに持って参りますが、

残りの1万貫は現物支給でどうでしょう?」


足利義晴

「現物支給とは?」


「将軍様が危機の時、私どもが駆けつける時の経費です。

通常は将軍様が経費を負担されますが、私どもで負担しますのでその1万貫です」


足利義晴

「それでは儂の元に駆けつけても褒美なしで良いということじゃな」


「部下の手前、名誉だけで結構でございます」


足利義晴

「相わかった。それでは1万貫持って参れ」


「直ちに」


雷蔵や風馬、水斗に1万貫を持ってこさせた。


お金を部下に受け取らせた足利義晴は上機嫌だ。


足利義晴

「上杉龍義よ、困った事があればいつでも言ってこい。

いつでも力になるぞ」


「ありがたいお言葉感謝致します」


(一番俺を困らせたのはあんただよ!!!!)


天皇家や公家へは形式通り挨拶や献上品を出して、京都での滞在は終了した。


京都で3日ほど滞在して小西商店に戻った。


<出航準備>


そして朝。


灰島左門、根鳥右衛門ねとりうえもん息子の悟郎、山田百太郎やまだひゃくたろうは、小島が連れていくからいなくても良い。


市川右衛門と一座の者で30名ほどいる。


胤嵐、胤早いんは胤剛いんご達は雷蔵と一緒だからいなくて良い。


林爛々は、寄港先で腹一杯食わせる。

その代わり船では少しの食料で我慢するという約束だ。


念のため監視を一人つける。

理由は食料庫に入られると全員の食料が無くなってしまうからだ。


船旅で食料と水ほど大事な物はない。

まったく小西も厄介な人を紹介するな。


林爛々に料理の腕がなければチェンジと言っている。

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