tame 20 楽園の世界樹
牧場に戻って早速ユグドラシルを使ってみる。
――結果
「「「「……」」」」
参戦していた、俺、ティアは勿論、ロボ、姉御、サキュバス、一緒に来たサキュバス一族、攻略中にドロップした契約書で出したリザードマン達、一緒にやってきたウェアウルフ、コボルト、ミノタウロス達すら口を開けてそれを見上げる、
アイテムを使った瞬間、バカでかい光が出てバカでかい樹ができました。事象を文字で説明すればそれだけなんだが……
うん、語彙力が飛ぶ、デカすぎんだろ……圧倒される気持ちを抑えて皆でゾロゾロと入ると
巨大な空間、中に大きいクッションみたいな泡、そして無数の樹洞、その内近くにあった一つを通ると…
工房だった、これは……鍛冶場?、奥や他のうろには…裁縫とか彫金など様々な生産工房がある。更に登れば森、洞窟、谷とか、一つの樹の中に何百も地形があるが、生物はいない感じだ。
そして次にフロア真ん中の泡、どうやらこれがジャンプ台兼クッションみたいだ。ファミリア達が行きたいと思ったうろに向かって大ジャンプできるうえに上から飛び降りてもクッションになる。これはすごい。
ファミリア達は…
「ボスー!!!ここ洞窟になってまっせ!!!全員で暮らすには最高でっせ!!!」
ウェアウルフ達はいいとこを見つけたみたいだし
「はは、ここの工房……好きにしていいのですか!?」
コボルトたちは一階の工房に大歓喜
「アハハ、ここの空間人間の家っぽいよー!!」
サキュバスもいいとこを見つけたみたいだ洞窟にいたけど理想の住居はやっぱり人間の家のがいいのか、ちなみにミノタウロス達は元々立ててた住居があるからそのままそこに暮らすみたいだ…けどユグドラシル出現で潰さなくてよかった……
ちなみにリザードマン達は元の洞窟に近い環境のうろを選んでいた、一礼はしてくれるけどまだちゃんと話せてないな……
そして俺とティアは……
「…ここだな」
最上階の小さめのうろの先、そこにツリーハウスみたいな空間があった…ここいいな、俺の部屋にしよ。更に最上階のうろには会議室のような場所もゲストルームの様な場所もある、屋上はフレンドとかのゲストルームが良いなそうしよう。ティアは俺の部屋から飛び出て世界樹の天辺がお気に入りみたいだ。
そして意外にも地下もあった、そこには……超広い闘技場……ここで戦闘訓練が……あっロボと大将がさっそく使ってる。
「硬ってぇなその盾!!!」
「その盾すら貫通して腕すら痺れさせる貴殿の技の威力よ!!!」
すっげえや、盾と突進がぶつかると空間が震えてやがる……そして床も壊れてないから相当な強度も有してる。すごいな
「盾の素材、もっとあれとあれを混ぜて強度上げて……」
コボルトを中心とした製作者のファミリア達が次の制作について話してる……もはや俺にはついていけん、完全にのめり込んで専門的なことまで話し出してる。
「っしゃぁあああああああボス!!!!! やっちまえ!!!!」
「大将そこでさぁ!!!吹っ飛ばしてやれェ!!!」
遠くからミノタウロス達やウェアウルフが歓声を送っている、まぁ演習っても種族代表たちがやりやってるんだからそりゃ応援にも力入るわな。
もう一回地上に戻ると……
「あー、じゃあそれで」
「はーいこれからよろしくねー!」
一回にいたクラフター陣とサキュバスが全部が全部聴き取れなかったけど、どうやら今後は接客系をサキュバスがやってくれるっぽいな、これなら俺が仮にジョブチェンジしても問題なく、牧場は機能する…と思う
ーーーー後日
「……」
言葉がでない、利益が急に上がった、いや正確にはサキュバス一族が接客することによってNPC商人が鼻の下伸ばして余計に金払うようになった、いいような、止めた方が良いような……所持金は……10桁になってみるのを止めた。10億何て最近のゲームじゃあまり聞かん。
そして製作者達が、本業に専念できるようになって技術が飛躍的に上昇している。これも急速な利益上昇の原因の一つだろう。
そして、今一番の悩みの種が……
ドゴン!
「丸太だ……」
「丸太……ですかね?」
「丸太じゃねえか?」
「どのみち素材です」
「これで作ったベッドとか気持ち良さそう…」
【ユグドラシルの枝:
世界樹の枝、本体が大きいので、枝も巨大、加工すれば家具や武器になる】
見た目は丸太、テキストは枝、そんなすごく強そうなものが定期的に降ってくるの……これどうしよ……




