番外編…お腹が減りました(その13)
さてさて時刻はもうすぐ
14時になろうとしています
一行は各務の運転で、
ある飲食店に到着し
駐車場に車を止めて
ギアを操作してエンジンを切り
シートベルトを外して、
それぞれドアを開けて降りて
パタンとドアを閉める
キーを操作して鍵を閉める各務
大崎【これはまた歴史を感じる
お店ですね~】と
店の看板を見ている
杉咲【何か私には敷居が高そうです】
と困惑した表情をしている
友成【懐が寒くならないか不安です】
とこちらも様相を見せている
佐野【さすがにどんな食べ物か
気になるわね】と
気になる表情をしながら
話している
各務【今日は地元の名物という事で】
と暖簾をくぐってカラカラと
店のドアをスライドさせて
入っていく
希美【いらっしゃいませ~
あらっ各務さんお久しぶりです
どうぞ靴を脱いでお入り下さい】
と案内をしている
各務【いつもお世話になります】と
靴を脱いで奥へと歩いていく
栄一【いらっしゃいませ】と
調理しながら
視線を一行に向けている
友成【こんにちは~】
杉咲【こんにちは~】
佐野【こんにちは~】
大崎【お世話になります】と
各々靴を脱いで
各務に続いて歩いていく
希美【こちらの部屋にどうぞ】
と座敷の部屋に案内している
各務【ありがとうございます】と
挨拶をして各々それに続いて
ゆっくりと腰を下ろして
椅子に座っていく
希美【はい、おしぼりと麦茶どうぞ】
とみんなにそれぞれ渡していく
各務【ありがとうございます】
大崎【ありがとうございます】
佐野【ありがとうございます】
友成【ありがとうございます】
杉咲【ありがとうございます】と
受け取って手を拭いたり
目に充てている
希美【こちらはお品書きになります】
とそれぞれに渡していく
各務【自分はいつものと
穴子はありますか?】と
希美に聞いていくと
希美【大丈夫です、
三種で宜しいですか?】
各務【そうしましたら
それでお願いします】と
頷いている
大崎【各務さんは、
いつも何を頼まれるのですか?】
希美【アサリ御前ですね
アサリの炊き込みご飯に
アサリの味噌汁に
アサリのかき揚げに
アサリの串揚げになります】
大崎【そうしましたら同じものを
お願いします】
佐野【私も同じで】
友成【僕も同じでお願いします】
杉咲【私も同じでお願いします】
成美【アサリ御前と穴子三種ですね
ありがとうございます
少々お待ちください】と
紙にメモしてから
軽く頭を下げてから
部屋をあとにしていく
大崎【しかし、各務さん
良く来られるのですか?】
各務【義理の父母や親戚が
こちらに住んでいるので
帰省の時は時折寄りましてね】
佐野【そうなんですね】
友成【各務さん、この辺りは
それなりに詳しいのですか?】
各務【ほとんど変わってしまったな
昔は近くにデパートに映画館に
ショッピングセンター等々が
沢山あったけどな
アクアラインも今は安いけど
開通当時は4,000円でな
逆ストローだと言われてたな】
杉咲【淋しく感じますね】
各務【幾つかのお店が残っているだけ
ありがたいものだよ】
大崎【木更津といえば、最近ですと
ドラマや映画の撮影地として
使われる事が多いですね】
各務【すぐそこのビルとか
この通りとかは使われますね
この前もテレビ朝日のドラマの
予告に映っていましたから】
それからみんなたわいのない話を
しばらくしておりまして
希美【はい、皆さん
おまちどおさまです
前からすみませんね】と
それぞれの所に手渡していく
各務【ありがとうございます】
大崎【ありがとうございます】
佐野【ありがとうございます】
友成【ありがとうございます】
杉咲【ありがとうございます】と
それぞれ受け取っている
各務【いや~毎度の事だけど
圧巻ですね~】
大崎【いや~たまりませんね~】
佐野【これぞ日本のご飯ね】
それから各々手と手をを合わせて
各務【いただきます】
大崎【いただきます】
佐野【いただきます】
友成【いただきます】
杉咲【いただきます】と言ってから
各々一口ずつ食べ始めている
各務【う~ん、身体が喜んでるよ~】
佐野【やっぱり落ち着きますね~】
杉咲【美味しいです~
日本人で良かった~】
友成【美味い美味い】と
ガツガツと食べている
佐野【もう少し味わって
食べなさいよ】と
一口食べてから反応している
各務【これぞ地元名物だな】
と麦茶を飲んでから話している
大崎【そうですね~私らの年代には
非常にありがたいです】
と味噌汁をすすりながら
話している
友成【すいません!
アサリご飯のおかわり
お願いします】
希美【は~い】
杉咲【友成さん、凄い食欲】と
驚きの表情をしている
各務【さすがの胃袋】
友成【これマジで美味いです】
佐野【昨日とはまるで違うわね】
出し巻き玉子を口に運んで
モグモグさせている
各務【気持ちは良くわかる】と
アサリの串揚げを一口食べて
モグモグさせながら頷いている
大崎【歳を重ねるとこういう食べ物の
美味しさが分かるように
なるんですよね
ところで穴子三種とは】
各務【穴子の天ぷらに
穴子の煮付けに
穴子の刺身ですね
骨もコリコリしていて
美味しいですよ
刺身は好みがあるので
そこはお任せします】
佐野【穴子の刺身?】
大崎【初めて食べますね】
友成【美味しいですよこれ】
杉咲【もう食べ終えている】
各務【これだけ食べても太らない
うらやましいものだよ
そして、見えない所に
美味い物あり
今日もありつけました】
それから店内は常連さんを筆頭に
様々なお客さんが来場し
各々てんやわんやしながら
一行もたわいのない話をしてから
食べ終えてそれぞれ会計をしている
各務【ごちそうさまでした~】
佐野【ごちそうさまでした~】
友成【ごちそうさまでした~】
杉咲【ごちそうさまでした~】
大崎【ごちそうさまでした~】と
会計を済ませて挨拶をしてから
店のドアをガラガラと開けて
暖簾をくぐって後にする
希美【ありがとうございました~
またどうぞ~】
そして一行は車に乗り込んで
各務の運転で帰庁へと
向かっていったのでした
友成【もうお腹いっぱいです】
杉咲【明日も頑張りましょう】
佐野【そうね、これで少しは
落ち着けるでしょう】
各務【休み前のひと仕事をな】
大崎【帰庁して、一休みしてから
時間があれば皆さん報告書を
お願いします
それが休み前の
最後の仕事ですからね】
今回の登場人物(飲食店関係者)ーーー
鈴木 希美…51歳
料亭宝家女将
鈴木 栄一…51歳
料亭宝家料理長
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物語の繋がりで
こちらもお読みいただければ幸いです
迷宮~新聞記者 津雲京介
宜しくお願いします
https://ncode.syosetu.com/n8671im/




