プロローグ
・ヤマアラシのジレンマ
人間同士が互いに仲良くなろうと心の距離を近づけるほど、互いに傷付けあって一定距離以上は近付けない心理。
アメリカの精神分析医「ベラック」は、哲学者「ショーペンハウアー」の寓話に出てくるヤマアラシの出来事が、「互いに親密になりたいのに近付けない」という人間関係の葛藤に似ているとして「ヤマアラシのジレンマ」と名付けた。
一般社団法人。日本経営心理士協会。経営心理学用語集より抜粋。
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人はいつから、友達をやめてしまうのだろう?
喧嘩をした時?
連絡を取らなくなった時?
それとも法的な形で甲と乙は友達関係を終了するものとする、みたいな書面を交わした時?
恋愛はシンプルで、別れをどちらかが切り出したらおしまいだ。
関係は切れ、恋人ではなくなる。
でも、友情には明確な終わりがない。
いや、もちろん絶交を言い渡されれば確かに、それは友情の消滅を意味するのかもしれない。
でも、大方はそうではないだろう。
友達は確かにいて、でも、皆進学や就職なんかを機に疎遠になり、徐々に徐々に連絡を取らなくなり、離れ、消えていく。
そういうのは、まだ友情が続いていると言えるのだろうか?
一度制定された法律のように、廃止が決定されない限り、無くなることはない不変なものなのか。
それとも、雨風に晒され、風化し、いつの間にか消えて無くなるものなのか。
もしくは無くなっても、何かのはずみに再燃するものなのか。
して、いいものなのか。
分からない。
だから。
ねぇ、教えてほしい。
藤愛
私はまだ、あなたの友達でいていいのかな?
ご一読ありがとうございました。




