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1 合コン

1~4までが本編で、その後はオマケのアフターストーリーとなります。

ハッピーエンドのラブコメルートをお望みの方は5話をスキップして6話に進んで下さい。


「乾杯!」


 グラスを上げた。


 だが僕の前の席にはグラスを合わせる相手はいなかった。


「ごめんなさい。今日参加する予定だった佐藤さんが風邪をひいちゃって。でも代わりの人を手配したからもうすぐ着くと思う」


「気にしないで下さい」


 僕が参加しているのは男4人、女4人での合コンだ。僕は元々この合コンに参加するつもりでは無かった。ところが当日、男性の側にも急なドタキャンが一人出てしまい、幹事をやっている友人の河野から今日の昼に学食で懇願されて急遽参加することになったのだ。


 だから最初から何も期待などしてなかった。


 自己紹介もそこそこに、場はすぐに無難なサークルやバイトの話へと流れていった。正直なところ、早く帰りたい気分だった。


 晩飯だけはしっかり食べて帰ろうと思い、僕はサラダと唐揚げを取り皿に盛った。


「ごめん、遅くなって」


 その声の響きに僕は持っていた箸を取り落としそうになった。


 顔を上げると彼女と視線が交差した。 周囲の喧騒が遠のき世界に二人だけが取り残されたような錯覚に陥った。


「……ゆうくん?」


「愛華……」


 それは物心ついた頃からの幼馴染であり僕の初恋の人だった。


 しばらく見ないうちに大人びて綺麗になった彼女が、信じられないものを見るような目で僕を見つめていた。



【作者からのお願い】


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