目のない人形 10
やる気なさすぎて全然文章書けない
「ここはお兄ちゃんの部屋だよ。」
熊が部屋の情報を話し始める。
「ここも結構落とし物が多いから、ここならお兄さんの目も見つかるかも!」
相も変わらずクマの感情は読めない。明るくは見えるが、心の機微を感じることはない。だが、今は目玉を探すことが先決だ。このクマに心があるかなど自分にはどうでもいい。
「そうだな。早く探そう。」
あの化け物が来る前にここを出なければ。棚の下やベットの下、机の上などを入念に探し始める。ここのおもちゃは意思の疎通などはできなそうだ。先ほどのように、こいつらを頼ることができれば素早く探すことができるのに。
焦りは募る。あの化け物を見てからは、もっと早く。
焦りから乱雑な探し方をしたせいで、一つおもちゃを落としてしまった。大きめのミニ四駆か。タイヤのパーツが外れて、鉄の軸が傾く。からん、と音を鳴らす。冷や汗と恐怖が同時に発露する。外に意識を寄せるが物音はしない。良かった。この程度では起きないのか。
安心してミニ四駆の方に振り向き、転がっていったタイヤに意識がいく。コロコロと部屋の隅に転がっていったタイヤを追いかける。
そこには、換気扇のような、人が一人通り抜けられるような大きなダクトのようなものがあった。タイヤはそれにぶつかって倒れており、まるでこの中に何かがあるかのようであった。
無意識に歩みを進めていく。「どうやらここにはなさそうだね。」
ダクトに近づこうとした時、クマが話しかけてきた。
そろそろ失踪予定




