プロローグ:始まりと終わり
特別など何もない、平凡な毎日。
十四歳という年齢は、一部の人にとって思春期の絶頂期だろう。学校での恋語らいや、輝かしい未来を夢見る時期。
しかし、僕にとってそんなものは無縁だ。
「アニメ」という存在を知ってから、僕の時間はそこで止まっている。
いつものルーティン。
放課後、僕は部屋に閉じこもり、鍵をかけ、カーテンを閉め、電気を消す。
目的はただ一つ、アニメを見ることだ。
深夜まで起きて目が痛くなっても、翌日は普通に学校へ行く。
人付き合いを避けているわけじゃない。単に、アニメ以外に何をすればいいか、分からなかっただけだ。
部屋から出るのは、食事(もちろん部屋食)、水分補給、トイレくらい。
深夜のコンビニで飲み物や菓子を買うのも、アニメ鑑賞のための必要経費だと思えば苦にならない。
母には「部屋が汚い」「風呂に入れ」と毎日のように怒鳴られる。
だが、自分的にはそれほど親不孝ではないつもりだ。少なくとも、飯は食っているし。
世間は僕を「ひきこもり」「陰キャ」「ボッチ」などと呼ぶ。
……勝手にしろ。
そんなレッテルなどどうでもいい。自分でもそう自覚しているからだ。
他人の目を気にせず、自分のペースで生きているだけだ。
しかし、そんな退屈な日々は、ある日突然終わりを告げた――
すべてがゼロになった。
残されたのは、方向性のない、脆い浮遊感だけ。
(……なんだ、これは?)
体を動かそうとしても、指一本動かない。
全身の感覚が失われ、意識だけが無限の闇へと沈んでいくようだ。
(……嘘だろ。)
(……なぜ、こんなことに?)
直前の記憶を辿ろうとしても、残っているのは暗闇の中でアニメを一晩中見て、そのまま眠りについたという事実だけ。
その後、世界は真っ暗になった。
(……何が起きたんだ?)
思考は巡るが、それは重要な疑問というより、不明確な状況に対する習慣的な反応に過ぎない。
(マジで……なんでこうなった?)
(……夢か?)
答えは見つからない。そして不思議なことに、答えを探そうともしていなかった。
説明できないことは、いつも通り無視すればいい。
だが今回は、「無視」することすら許されないようだ。
(……夢じゃないなら、何だ?)
意識を集めようとしても、反応はない。
無力感が膨らみ、不安が頭をもたげる。この状態が、とても長く感じられた。
(…… ……)
静寂。
底なしの沈黙が、僕の存在を押し潰そうとする。
その時、無限の闇の中で――
ゆっくりと周囲の闇が変化し、眩しい光が現れた。
より明るく、より熱く。
(……何が?)
そして瞬きする間もなく、光はすべてを呑み込んだ。
これは自分で何作目の投稿なのか、もう分からない。というのも、作品を投稿しては日本語の表現が読みづらいと感じて削除する、ということを何度も繰り返してきたからだ。今回の作品が少しでも皆さんを楽しませることができれば嬉しい。もし誤字や不自然な表現があれば、AIによる翻訳のためだとご理解いただけるとありがたい。




