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ゲロムスの遺児  作者: 粟沿曼珠
用語集(第三章)
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闇市場

 通常では入手困難なもの、武器、奴隷、魔腑などの売買ができる場所。

 地を這う者達(アポラスト)のような大規模な犯罪組織が運営し、その配下の組織が収集したものを販売している。


 とりわけ注目されているのが魔腑で、ゲロムスの魔術師の墳墓から盗掘した魔腑が時折流通する。

 基本的にどの魔腑も高値で売買されるが、その中でも戦闘に特化していたり、犯罪行為をする際に役立ったりするものはとりわけ高い値段で売買される。

 魔腑はへローク教団ネドラ派に属することでも入手できるが、魔卿の地位まで上るのは厳しいため、闇市場で魔腑を入手する人は少なくない。

 尚、しばしばファレオに壊滅させられているが、その際に闇市場にある魔腑は全てファレオが回収している。


 実のところ犯罪者だけでなく、稀に一般人も利用している。犯罪組織による闇市場だが、だからといってその一般人が罪を犯すとは限らない。

 事実、『燎原の火』オッディーガ・ミッシャーや『出版王』ムルッツォ・ニーフォンは闇市場で魔腑を入手しているが、犯罪行為を犯している訳ではない。前者は悪を誅する為に、後者は文化の発展の為に——そういった大義の為に闇市場で魔腑を手にした人もいるのだ。

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