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ゲロムスの遺児  作者: 粟沿曼珠
用語集(第二章)
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魔獣

 魔獣という呼称は、魔術を行使できる獣の中でもとりわけ強力な個体に用いられる。

 小さくても人間より大きい、大きければ城に匹敵する漆黒の巨躯で、ゲロムスの魔術師とは違って全身が魔腑であり、魔術の出力が通常の魔腑の数倍に及ぶ——といった特徴を持つ。

 魔獣の最も恐ろしい点は魔術の出力にある。研究によれば小さい個体でも基礎魔術が特化魔術相当であるとされ、大きければ大きい程その出力は上がっていく。個体次第では奇跡魔術に匹敵、或いはそれ以上になり得る。


 しかし実際にはそこまで恐ろしい存在では無い。魔獣は往々にして理性を失っているかのように力に任せて暴れているだけで、魔術は滅多に行使しない。強いて言えば再生の魔術くらいである。

 その為、一般的な魔獣はヴォレオスの猟獣のような魔獣討伐に慣れている者達によって容易く狩られてしまうのが実情である。それでも、一体で街を壊滅させられる程度の危険度はある。


 ただしそれは飽く迄「一般的な魔獣」の話である。終わりの者——ここでは魔獣とする——やボスカルの獣のような、城に匹敵する巨体を持ち、強大な魔術を駆使して暴れ回る魔獣も存在する。

 このような個体だと、国を容易く滅ぼすことも、そして世界を終わらせることさえできる。


 先述の通り全身が魔腑だが、その性質を活用して魔粒包という道具が生み出されている。

 魔獣の皮膚と肉からできているこの包みもたま魔腑の性質を有する。即ち、魔粒の保管が可能である。

 これにより、放出した魔粒を魔粒包の中に入れて持ち運び、必要な時に魔術を行使することができるようになる。実質的に一人で複数の奇跡魔術を行使できるようになるので、戦闘時には特に有用である。

 更に言うと魔粒の込められた魔粒包を販売する商人まで現れている。

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