↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】乙女ゲームの表と裏  作者: あまつ冴
9 エンディングのあと
PR
21/25

>>>>>友の幸せ

 私は頭を抱えていた。私が怪我で寝込んでいる間の殿下の報告を聞いた。


「ちょっと待って、この世界の貞操観念を教えてほしい」


Q 婚約しているときに、夜会で婚約者以外の女性と踊るのは?

A ファーストダンスは婚約者から、2回目は別の女性でもOK


Q 婚約者以外とキスするのは?

A 唇は✕、頬なら…まぁ目を瞑ってやろう…だが断る


Q 婚約者以外とデートするのは?

A アウトー


Q 婚約者以外と一夜を共にするのは?

A アウトー


私は薄っすら涙を浮かべながら、天をあおぐ。

だっめ、じゃん!

「婚約が決まってからも、色んな女性を口説いているところを見てきたのよ!サイテーでしょ」

もともとザッオールは女癖が悪かった。ゲーム内でもいっしょ。

ハッピーエンドルートではヒロインのひたむきな愛に気づき、これまでの行いを反省し、ヒロインのみを愛するようになる。


しかし、バッドでは女癖が悪化するのは、リリアーナと結ばれた後。

リリアーナと結ばれる前のイベント失敗が、バッドルートへとつながる。一途に愛していると思わせられていることが、バッドに気づかない要因だそうだ。


報告のお手つき令嬢は、〝王族のお手つきになれば、正妃でなくても側室になれるという〟親からの差し金だろう。しかも、……。

「ねえ…去勢してもいいかなぁ〜?」

「だめ!殿下には、これからも子孫繁栄して貰わないと」

……不毛の土地でね…。


「ナナ、もう大丈夫なの?」

「おかげさまで」

勢いよく、抱きついてきた。鼻をすする音がする。

「怪我を、したって聞いて心配したんだから…こんなこと、頼まなければって」

頭を撫でながら慰める。はいはい、お体に障りますからね、とゆっくり椅子に座らせた。

「私も油断したのがいけなかったんだよ。私にも非はある」

リリアーナと接触しようとしたんだから。


「で、フェルディオとはどう?」

?さっきまでしんみりしてたのは、どうした?

「どう……とは?」

怪我で気を失った私を運び、看病してくれて…それで、何かあったっけ?

「あ!…」

「え?なになに」

「お礼に言ったっけ…」

イザベラの期待の目から、残念な目に変わった。

「フェルディオ…かわいそー」

どういうこと?


「で、殿下のバットルートは女がらみ?」

「ふふーん。まだあるのよ」


実際、女遊びから、奴隷。子爵は奴隷売買の元締めに、人身売買。なにこれ…てんこ盛りじゃん。


これが断罪かーという場面を見せつけられた。


イザベラにいたっては、味方につける王様に惚れてしまうなんて……

「イケおじなのよ!」

とウキウキしていた、イザベラを思い出す。


人攫いに奴隷、平民差別、それらをなくすには、このルートしかない!と言っていたが、ただ王様と結婚したいためということもある。


最終的には、めでたく王様と結ばれ、うれしく思う。

新しい命とともに、幸せでいてほしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。