第四十一話(敵視点)
相変わらず遅筆で拙いですがよろしくお願いいたします。
我はやつを追い詰めた、はずだった。あの悪魔がリスクを負って仕掛けてきたのに対してカウンターを入れることに成功し、奴はそのダメージで地に落ちた。そうして我が声をかけても反応が薄くなっていたので勝利を半ば確信していた時だった、奴から地の底から湧きあがるようなプレッシャーが発せられたのは。
我はその様子をぼーっと見ていたが、すぐに気を引き締め直した。一寸の緩みもないはずだった。奴は立ち上がった瞬間我の視界から消えた。気が付いたら鋭い痛みが襲ってきた。その時我は攻撃されている事に気が付いた。火事場の馬鹿力にしてもおかしなステータスの上昇だ。先ほどまで手を抜いていたと錯覚するくらいの速度で移動し、奴の放ってくる一撃一撃が必殺とまではいかないが確実なダメージが与えられるくらいの威力だった。
先ほどまでの奴の攻撃が早く軽い攻撃だったのに対し、今のやつはそれの完全な上位互換な早く重い攻撃となっていた。我はその攻撃を耐えるので手いっぱいだった。先ほどまで我が優勢に戦えていたのは戦闘経験の差であって、元々奴のほうがステータスが高いのは対峙したその時から理解はしていた。それを補えるほどの技量が我にはある確信があった。だが、なんだこの状況は。技量?経験?そんなモノを超越した差がここにはあった。先ほどまでの奴は力を半分も御しきれていない感じだった。今はそれを十全以上に使いこなし我を追い詰めているではないか。しかし、負けるわけにはいかぬ。我は一人ではないのだ。背負っているモノがある。
負けられんのだ……。そうして気持ちを入れ直し奴に向かって業火を吐きだした。
しかし、現実は無常で気持ち程度でひっくり返る差ではなかった。我の吐く火球、そしてこれまで我に歯向かってきた輩を焼き尽くしてきた熱線 が奴にはまったく効かなかった。火球は弾かれ、ブレスはまるで何も無いかのようにその中を歩き、熱線を放てば奴は障壁を張りシャットアウトした。それでも、と俺は抵抗をつづけた。時には空へ飛び肉体を弾丸にしてタックルしたり、それでも無理なら火を纏い自爆覚悟の特攻もした。それでも奴には通用せず、逆に我は奴の前に伏していた。すでに力はなく、抗う気力も持ってはいない。
ただ奴にやられるのを待っている存在となっていた。そうして意識が朦朧としている中で奴は何かの呪文を唱え始めた。その時我は悟った、これが終われば死ぬのだと。存在が無くなるのを理解した。
時はすぐに来た。奴は言った─────────
『■■の■は■を■■た』
その時我は包まれた。闇そのものといえるようなモノに包まれ、存在が消え去っていくのを感じた。消え行く、これまでの我の生涯がよぎる。それが次々と忘却されていき、ついには─────────
誤字脱字などあれば指摘よろしくお願いいたします。
また、こうしたほうがいいんじゃないか。などのアドバイスも気軽に言ってください。
後、物語に対する感想も待ってます~。




