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番外編2 ダンジョンの裏方

情熱大陸的なことがしたかった。

さっさと話し進めろよという方申し訳ありません。



[注意]今回の話は特に本編には関係ありません。そしてゴブ助はここまで流暢には話しません。

ただし、ゴブ助の話していることは本編でも思っていることです。

 ゴブ助達の朝は早い。それが職人というものなのか気になったので聞いてみた。


─────────朝早いですね。毎日こんなに早く起きているんですか。


 「そうですね。私たち生産系モンスターは戦闘があまり得意ではないので外敵から身を守ってもらっている立場である以上武器を作るという事にたいして手を抜くことはできないんです。だから毎日このような時間から活動していますね。」


 彼は武器を作るという事を誇らしそうに語っていた。その姿をみた我々取材班はなぜそこまで尽くせるのか気になったため聞いてみることにした。


─────────何故そこまで尽くそうと思うのでしょうか?


 それを聞いた彼は何を馬鹿なこと言ってるんだというような馬鹿にした目をしつつも質問に答えてくれた。

 

 「それはひとえに我らが主のカリスマ性にほかならないでしょう。主は我々のような実力の低い低ランクのモンスターでも分け隔てなく接してくれています。なぜそこに心酔するのかといわれると、通常の上位モンスターであれば強いものにしか興味なく、弱者はどうでもいいというような者が多いのです。」


 彼は主を信頼いや、心酔しているようだ。主に関することならば彼は自害なども厭わないかもしれない。それほどまでのカリスマ性のある主に弱点などがあるのかという質問をしたかったが、さすがに失礼だと思った我々は遠まわしに聞いてみた。


─────────少し聞きにくい質問ですが主に対しての心配ごとなどはありますか?


 「む、無粋なことを聞いてくる方ですね。しかし、質問をされた以上答えないというのも失礼にあたる。一応答えさせていただくが、これは主の弱み足り得る唯一の事だと私は思っている。それは、主は優しすぎる。先に言った分け隔てないという良い面もあるが、それが逆に主の弱い面ともいえるという事だ。もし、我々の大半を失うような大戦が起こったときに主は耐えきれるのか。そういった心配がある。しかし、そうならないために我々生産職が戦力の底上げをしているわけですがね。」



─────────最後の質問ですが、これからの目標などを教えてもらえますか?


 「目標ですか……。そうですね、これからダンジョンはもっともっと巨大になっていくでしょう。それに比例してやってくる外敵のランクも上がる。なのでその敵の処理を主の手を煩わせないようにできるくらい我々ゴブリンのような雑兵の強さの底上げをしていきたいですね。難しいことなのはわかっていますが、我々は不可能だとは思っておりません。これまでも武器をつくるにつれ、平均的に作れる物のランクも上がってきています。それに、スキルのランク以上の物を作れるくらいに自分の物にしていければそれこそAランク、それ以上の物が今のままであろうと作っていけると思います。

 今の時点でこのレベルまで到達できたのです。次に進化する機会がいただけるのならば、今作っている物がガラクタに見えるほどの武器を作っていける確信があります。

 質問にたいしての現実的な回答ですが、まずは平均的に作れる武器のランクを上げていく事ですかね。それが地味ですが、確実な戦力強化になると思いますね。」


 そういったゴブリンさんはどこか遠くを見ているような目をしていた。その目を見ていると我々のやっていることが矮小に思えてくるのでとても直視できるものではなかった。とはいえ、話を進めないわけにもいかないのでなるべく意識しないようにして、質問を終わりにする旨と今日はありがとうございました。そういって我々は出口へ向かった。


 この日得たものは我々の今後の活動の質を上げるものになったという事をここに記しておこう。


 

どうだったでしょうか。こういう番外編的なのはそこまでいらないかな?



次から本編再開します。


誤字などがあれば感想や、活動報告で指摘お願い致します。

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