第三十一話
これにて、タケシ&イケメンは終わりです!
真面目に戦闘描写わけわからないです……
「…………やったか?」
そういったタケシは自分自身でなんか言っちゃいけないようなことを言ったようなとか思ったが、そんな思考は一瞬で引き戻された。
自分の魔法によって生まれた土煙が晴れてきて、敵がまだ生きているのが分かったからだ。
「倒せるとは思っていなかったけど、無傷とは……まいったな。」
そうこぼすタケシは、内心本当にまずい状況ということがわかっていた。だからこそ先ほどのような発言が出たのだ。
……ぶっちゃけまずいな、本当にまずい状況だ。俺のさっき放った一撃は会心のものだと確信していたし、ガードを固めていたのは察知していたけども、手傷くらい負わせることが可能だという希望的観測もあった。だけど、現実は無傷。まったく傷ついていない敵に魔力を切らしている俺、誰が見ても俺に勝ち目はないと思う。俺自身そう思う、けれどあきらめるわけにはいかねえんだよ。そうタケシは内心思うことで自身の弱気な思考に喝をいれた。
「負けねられねえんだよ、俺はぁぁぁ!!」
喝を入れるとほぼ同時に雄たけびを上げながらショートソードを片手に斬りかかった。
右手に持つショートソードを敵の目玉めがけて突きを放つ、それを察知した敵《グリフォン?》は爪ではじく、俺はその弾きで軽く吹き飛ばされそうになるが地面を蹴る。足にものすごい力がかかり、若干いやなブチブチッという音を上げる。そんな音を気にしている暇はない、奴はそんな隙を見せれば俺を搔っ切るだろう。
目や首などの致命傷になり得そうな部分を超接近戦で狙い続けているタケシ、その近距離戦ゆえにグリフォンは反撃を仕掛けることができていなかった。この均衡はかなりギリギリのところで成り立っている。タケシは攻撃の手を休めれば軽い一撃でも致命傷になり、即死する。グリフォンは少しの隙があれば一瞬で風を用いた攻撃や爪による切り裂きなどでタケシを殺すことも可能だ。
タケシがそんな状況でミスらないわけがなく、あっけなくその均衡は崩れた。タケシの足が耐えきれなくなったのだ。
────────────あれ?足が、動かねえ。
そうしているうちに敵《グリフォン?》の爪が近づいてきている。よけなくては……
プシャーッという音とともに首から血を噴き出しながらタケシは崩れ落ちた。タケシの意識がなくなりはじめていた。
あぁ……すまない。イケメン俺じゃダメだったよ。でもよ、俺たちまた……いつか
そう思いながらタケシの意識は完全にブラックアウトした。
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