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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
第2章 街ベラム
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魔道具の説明と勉強会

「凄いですね!トキ君!驚きましたよ!

なにが出るかと思えば・・・

これは大貴族でも持ってないですよ!!

欲しいですけどダメですよね?」


「ダメですね!!権力使っても

差し出すのは無理ですよ!

あぁそうだ!これは良いですよ!

今日か明日の夜にでも使って下さい!

皆さんの分・・・はありますよ?

残りはありますし…」


クリプス辺境伯は空間魔法から出した物に

はしゃいで輝いていた。

机の上にあるのはミニチュアログハウスに

懐中時計、昼に食べたペインボアの肉20㎏。


警備隊のクルス隊長、メイド、補佐官は

目の前の物見て呆然とした。

何が出てもいいように最大限の警戒していたが

出てきたのは武器や攻撃魔法ではなく日用品。

しかも1つは高級肉のペインボア。

最初は包まれてた肉なので警戒していたが

説明を受けると武器を落としそうになった。


ペインボアは危険度A(傷無C)の魔物。

痛みを与える度に旨味が濃くなり

臭みが消える魔物で常に傷だらけで行動するが

戦闘でペインボアから

一撃を食らうと今まで体に蓄積していた

痛みが相手に強烈に襲いかかる。

下手したらショック死する程に苛烈。


そんな魔物の肉が目の前にある。

目を疑うが現実に存在する。

説明を聞けば傷有りだった時の肉であると

聞いて耳を疑う。

本物だったらソファーに座っている青年は

腕の立つ実力者だ。

そこらの冒険者でも歯が立たない。


しかも魔物2匹をテイムしている。

危険度Aのグリフォンに

ヴァイス様が抱いているマーブルテイル。

危険度Cだが赤と黄色つまり

火と土属性の魔法を使える。


敵対して攻撃したらどうなるか・・・

最悪を想定するとヴァイス様以外全員死亡。

良くてなんて考えつかなかった。

青年が武器を構えさせる前にヴァイス様に

目を瞑らせ危険を見せない様にしていたので

その想定しか想像出来なかった。


3人は青年に畏怖を抱くと共に

ヴァイス様に血を見せない様に

配慮した事に感謝をした。

ヴァイス様はまだ10歳。

血を見るには早すぎる。

そして結果、誰も傷つかずに今生きてる。

3人は武器を戻し心の中で青年に礼と

尊敬の念を向ける。


「お父様?もう良いですか?」

ヴァイスは目を瞑ったままである。

「ああ!もう大丈夫だよ!

開けてご覧!凄い物が見れるよ!」


クリプス辺境伯はヴァイスに目を開ける様に

告げて肩を抱く。

ヴァイスはゆっくりと目を開けると

目の前の机に小さい家に懐中時計、

大きな肉の塊が見える。


「これは家と銀の丸い物と肉ですか?」

「そうだよ!しかも全て特別な物だ!

トキ君の財産と言って良いものだ!

そうだよね?トキ君!!!」

「そうですね・・・ヴァイス君

説明しましょうか?」

「はい・・・お願いします…」

ヴァイスには何が凄いか分からなかった。


・・・そうだよなパッと見ても

家の模型、絵がある丸いもの、肉だもんな

俺も初見なら何が凄いのか不明だし・・・


「先ずは俺の前にある小さい家から説明します!

これはある言葉を条件として

200倍に大きくなり、今の状態へと変化します!

2階建ての魔法の家です!勿論住むのも可能!

屋根と2階は取り外しが可能で中はこの様に!

中の家具は自由に動かせて配置変えも出来ます!」


俺は目の前で家の屋根と2階を外す。

2階にはベッドと小部屋とバルコニー、

1階には風呂、トイレ、キッチン、ソファー、

机、ベランダ、倉庫の小さい物がある。


ヴァイスは恐る恐るソファーを取り出す。

「トキさん?これは本物ですか?」

「えぇ!本物ですよ!

魔法で小物になってますが

全て実際に使用出来ますよ!」


ヴァイスは持ってるソファーを凝視する。

ソファーは今座っているが1人では運べない。

しかし目の前の小物は軽く簡単に持ち上げれる。

これが実際に使用可能なら家の価値は

今の僕なら考えつかない・・・

そう思いソファーを戻す。


俺は家を元に戻して次に懐中時計を持つ。

「これは懐中時計です!

魔力を通すと蓋が開き時間が見れますが

問題です!この懐中時計の表裏に

ある物を刻んでます!さてなんでしょう?」

俺はヴァイスに懐中時計を渡すと

ヴァイスは懐中時計をじっくり見る。


「トキさん表はルティですよね!?

裏はフィルかな?」

ヴァイスは顔を上げて答えて

正解を心待ちしながら見ている。

「はい!正解です!お見事ですよ!」

俺が正解告げるとパッと笑顔が咲いて

横のクリプス辺境伯も嬉しそうにしている。


「懐中時計には俺の大事な仲間の刻印を

刻んでます!そして魔力を通すと・・・」

ヴァイスから返してもらい魔力を通す。

蓋が開き時計盤が現れる。


「この様に蓋が開いて時間が見れます!

そして他にも機能が付いてますけど

機能とは別に方角を確認する事が出来ます!」

「そんな事出来るのですか?トキさん?」

「えぇ!他の時計でも出来ますよ!

簡易的な物を教えましょうか?」

「はい!お願いします!」

ヴァイスは元気良く返事して話を聞く。


「そうですね・・・先ずは基本として

世界の方角には北、東、南、西が有り、

この世界の太陽は東から昇り西へ沈みます!

よく西の国とか南の街なんて言いますよね?」

俺はヴァイスに方角について教える。


「賢い冒険者などが夜に迷っても

星を見て方角を調べるなんて話が有ります!

これは常に何故か北の位置に北極星があり

地図と北極星を照らし合わせ場所を見る!

そして行きたい方角へ向かう!」


この世界にも北極星がある。

冒険者を例に挙げて説明をする。

ヴァイスだけでなく部屋の皆も興味深く

話を聞いている。


「さて昼間は北極星は見れない・・・

ならどうするか?

ここで先程の太陽の話しに戻ります!

ヴァイス君?太陽はどう動きますか?」


「太陽は…東から昇って西に沈むでしたよね?」


「その通りです!良く聞いてますね!

太陽は真昼12時に南の空を通ります!

これは星と太陽について話さないと

いけないので省略しますが

とりあえず太陽は東から南、西へ動きます!」

話を区切り、俺は一息入れる


「さてここから本題です!

昼に方角を見るにはどうするか?

先ずは時間を見ます。

例えば今なら午後3時48分です

つまり現在太陽の位置は

南から西の間になります!

棒を立てて影を作ると北から東の位置!

太陽と逆の位置になるから当たり前ですね!

つまり太陽の動きと時計の知識が

あれば向かう方角が大体分かります!

今は・・・入口の扉が北東ぐらいですね!」


窓から太陽の位置を確認して伝える。

ヴァイス達に簡単な方角について教える。

図で表すと現在太陽はこの位置。


※太陽

┏┳┓

部屋

┗┻┛(入口)


この星は地球と同じ惑星である。

現在地が北半球か南半球によって

時計を使い正確な方角が割り出せるが

そこまでは教えない。

俺もどっちか知らないし

10歳には早い知識だと思い言わない。

実際方位磁石を使えば直ぐにわかるしね。


「今の知識が正しいか試してみましょう!」


俺は2つ物を空間魔法から取り出す。

丸い方位磁石と紐付きの鉄の棒。

取り出した物に全員近づいて見ている。

丸い箱の中に半分は色付きのひし形が浮いてる。

もうひとつは長方形の鉄の真ん中に紐がある。


「この2つは方角を調べる道具です!

丸い物は星の磁力を使って方角が

ほぼ一定に向きます!色付きが北ですね!」

方位磁石は机の上で動き俺達から見て

応接室の入口より右を色付きが指している。


・・・良かった…方角合ってた…

内心ドキドキしながら見ていた。

間違ってたらどうしようかと鼓動が早まり

汗もかいていた。


「もうひとつは普通の鉄の棒です!

片方は同じように色をつけてます!

触ってもらって良いですか?」


クリプス辺境伯からは順に鉄の棒を触る。

触る時に鉄の純度が高い事に気づいて

驚いたりしていたが今は聞かずに回していく。

皆確認終えて俺に戻ってくる。


「見てもらった通り鉄の棒ですがその前に

皆さんは寒い日に湿度の低い場所に

行ったことのある人はいますか?

湿度とは空気中空間の水分の事にですが!」


クリプス辺境伯やメイド、補佐官があると伝える。

ヴァイスは分かってないのか静かだ。


「その場所でたまに金具などでバチっとした

経験ありませんか?それは空の雷の電気と

同じ性質を持ってます!

電気は魔法の『スタン』や『サンダー』と

同じ雷属性のものです!

話を戻しますがこの棒にある魔法を使うと

方位磁石と同じ役割が出来ます!

魔法名『マグネ』これは物に磁力を付与する

魔法であらゆる金属を引き寄せ離したりします

使ってみましょうか!

あぁ・・・その前に金属は外して下さいね?

極力最低限の力で使いますが

引き寄せられて怪我したら大変ですから!」


俺は皆に伝えて金属を外してもらう。

金属は俺の後方に置き壁になれるようにする。

「では良いですね?『マグネ』!!」

俺は全員を見て魔法を使用する・・・

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