19.いや初日でこれはきついって!
とりあえず荷物を持って、茜と外に出かけた。
何故か先に服とか揃えたくなって、一応夕方に温泉だけ行くつもりだったけど、茜に貰った服で、自分がどうしても可愛く見えてしまって、早く行きたいと言ってしまった。
「とりあえず・・・先に下着とか買わないとね?服買うならだしさ!」
「う、うん、いいけど・・・そういや俺って胸結構あるよね?」
「まぁそうかな?たしかにお姉ちゃんよりは小さいけど・・・」
「いやよく考えたら俺に言うのおかしいよな!?」
葵がそう言って、とりあえず駅でショッピングモールに行った。
「可愛いよお姉ちゃん!」
とりあえず下着は買って、服を茜が選んでいたら、葵は赤面していった。
「いや言うなよ!俺だってなりたくてなった訳じゃねーし!まぁ可愛いからいいけど!」
「いやいいの!?まぁこれ試着してみて!」
そう言って、茜が服をとって、葵に渡した。
「こ・・・これ!?恥ずいってこれ!?」
渡してきたのは、上は普通のノースリーブだったけど、下がかなり短いミニスカートだった。
「良いでしょ!涼しそうだしさ!」
「いや涼しそうだけどさ!ちょっと恥ずかしいよ!?」
そう言ったが、無言の圧力で見てきたので、しょうがなく更衣室に入って着替えた。
「ど・・・どう!?いや俺恥ずかしいからもう着たくはないけどさ!」
「まぁ結構いいよお姉ちゃん!可愛さとかっこよさを兼ね備えみたいなね!」
そう言って、しょうがなくこれと、とりあえず色々服を買ってフードコートに行った。
とりあえず茜と葵はクレープを食べていた。
「美味しいねお姉ちゃん!」
「う、うん、あとそろそろお姉ちゃんって辞めてくれる?」
そういったが、茜はやっぱりいってくれそうになかった。
そういってたら、時雨がきて言ってきた。
「あれ?茜ちゃんと・・・だれだっけ?」
「誰って・・・光だけど?時雨さん、」
葵が曖昧に言っていたが、茜は、
「これは葵お姉ちゃんだよ!光くんが女の子になってめっちゃ可愛いの!」
茜がそう言ったら、すぐに葵が訂正しようとした。
「いや違うって茜ちゃん!俺はたしかに女の子だけどさ今は!」
「いややっぱりそうなの?確かに声いつもより少し高いしさ?」
そう言って、すぐに納得した。(時雨がTS系を好きなのは皆知ってるから)
そう思ってたら、茜が、
「時雨ちゃん!私達これから温泉行くけど・・・一緒にいこ!」
そう言われて、すぐに行きたいと言ってとりあえず時雨は自販機で飲み物を買ってきた。