20.記憶は俺にとっていらない。多分。
色々買い終わって、茜と葵と時雨は、一旦家に帰って行こうと思い、電車に乗っていた。
ガラガラで、とても静かだったので、3人で話していた。
ちなみに理由は茜と葵は服を結構買っていたが、時雨は本とかを買っていた。
本当は通販で買いたかったが、兄が許してくれなかったそう。
「そうなんだ、やっぱ茜ちゃんは光くんが好きなんだね?」
「べ、別に・・・そうだけどさ・・・私は葵お姉ちゃんになるとさ・・・」
「まぁいいんじゃね?あ、ちょっとトイレ・・・」
そう言って立ち上がって、トイレにいったが、入れ替わりで葵がきて茜がいった。
「お姉ちゃんってさ!私のこと、好きだったことあるよね?」
「はぁ!?いや多分ないと思わなくは無くはないけどさ!」
「まぁ好きじゃないなら寝言で言わないよね?」
そう言われて、確信をつかれたように驚いた。
2回目だったが、やっぱり言ってしまっていたのは間違いないようだ。
「いや・・・だから俺は・・・」
反論しようとしたら、電車がなり、もうすぐ止まろうとしていた。
葵はおちつき、今は言わなくて良さそうで、一安心した。
「温泉ついた・・・まぁそこまで距離なくて良かったよ・・・」
温泉に着いて、一安心していたが、それと同時に絶望も感じていた。
もちろんそれは、女湯に入らないと行けないと言うことだったが。
「とりあえず、お姉ちゃん早く!」
「いや無理だって!俺男だし・・・」
「だーかーらー!今は女の子でしょお姉ちゃん!早く来てって!」
茜がそう言って、葵を引っ張って行った。
「うう・・・俺もう・・・」
「いや大丈夫でしょ?今誰もいないしさ!」
そう言われて、少しだけ顔をだして浴場を見ていたがだれもいなかった。
まぁ時雨はもう風呂に入っていたが。
「あぁ本当だな・・・まぁなら・・・」
そう言って、かるく下着まで脱いでみた。
(一旦家に帰って着てった)
「あれ?お姉ちゃんそんなあったっけ?さっきはあれだったよね?」
「う、うん・・・さっきはタオル巻いてたしさ、」
「あぁなるほど?そうなったら結構でかい・・・やね?」
そう言って、茜が脱いでいたら、葵が驚いていった。
「いや茜ちゃん!?俺ここにいるのに!?いややっぱ俺いいわ!」
「あのね、お姉ちゃん、そろそろ慣れないといけないよ?それに私がお姉ちゃんの裸見ても気にしないし、それに可愛いなら別に問題ないしさ!」
そう言って、葵に近づいてキャミソールを脱がせ始めた。
「ひゃぁ!?ち・・・ちょっと!?や・・・やめてって!」
そういって、間違えて葵は茜の顔を叩いてしまった。
「い・・・痛くはないけど・・・なんか・・・懐かしい感じがしたよ・・・」
「懐かしい感じって・・・あぁなるほど・・・」
たしかにむかし、そういうことがあった覚えがあった。
それは小2のころ、茜が俺の家に泊まりにきたとき、その時に、茜が風呂から出て、俺の部屋を見てたとき、茜が急に近づいてきて言った。
「ねぇ!光くんは茜のこと好き?」
「いや唐突だね?いや友達としてならね?」
「やっぱり光くん大人だね?ちょっと・・・好きになりそう・・・」
そう言って、茜が顔を近づけてキスをしようときてきた。
「ち、ちょっとまって茜ちゃん!?」
そう言って、この時も茜ちゃんの顔を叩いてしまっていた。
この時は俺が悪いみたいに思われてはいなかった。
だけど、何か罪悪感を感じていた。
ちなみにこの事の次の日、俺が茜ちゃんを好きだと思われてしまっていた。
とりあえず本当に謝った。茜ちゃんはもう服を脱いでて、見たくもなかったが。
「ご・・・ごめんこっちこそ!私だってさすがにパニックだったよね?じゃあ・・・先行ってるから!」
そう言って、茜は先に浴場に行った。




