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41話

体調が思わしくなく、なかなか上げれなくて申し訳有りません。

これからも頑張って書き続けます。

 街を出た辺りで腹時計で1時位だろう。


 またコボルトの群生地を突っ切るなら今の内に腹拵えをすべき時間帯だろう。


 木陰に腰掛けてまとめ買いした鶏のグリルを噛りながら牛乳で流し込む。


 二本食べて一休みしてからコボルトの群生地の先に向かう。


 途中で大量のコボルトが群がって来る。


 ギャンギャンと吠え立てながら囲まれた。


 インベントリからサイズを取り出して腰溜めに構える。


 腰を捻りながら駆け寄り、風を断つ音を立てて一気に薙ぎ払う。


 4匹のコボルトが上半身と下半身に分かれて地面に転がる。


 辺りに血の錆びた鉄の香りが漂う。


 反対を向きながら大鎌を左上から斜めに振り下ろして一振り4匹程薙ぎ倒していく。


「ふむ、切り返しが面倒だな、両刃の薙刀に作り替えるか……」


 だが、一振りで4匹は処理として悪くない。


 体の向きを変えて背後のコボルトに刃を走らせる。


 1m以上の間合いを維持しつつ群がるコボルトを薙ぎ払っていく。


 周囲を確認するとコボルトを一掃したらしく、地面に貨幣とコバルトが散らばっている。


 一つ一つを拾い集めてインベントリに収める。


 さて、次はバイト・アリゲーターだ。


 サイズをインベントリに仕舞ってハルバードを取り出す。


 手の内にずっしりとした重みを確かめつつ歩きながら軽く素振りをする。


「ハルバードは一際重たいな……」


 先端の斧やピックや穂先の重みが集中しているから当然だが。


 実際問題、日本人でハルバードを使える人間はほぼ皆無だし、当然俺も使い方は知らない。


 単純に振りかざして叩き付けるか、穂先で突く位しか分からない。


 バイト・アリゲーターに有効なのは斧とピックのどちらかは試さないと判断もつかない。


 今日明日にはレベルを出来るだけ上げなければ不味い、そんな予感がする時点で問題なのだが。


 ハルバードを振りながら歩き続けると漸く河川に到着する。


 辺りを見回すがバイト・アリゲーターは見当たらない。


 仕方がないので地面に触れて小石をいくつか拾い川面にバラバラと投げ込んでいく。


 二、三回繰り返すと水音に誘われてバイト・アリゲーターが水面から顔を出す。

 ハルバードを突き付けて完全に川原に上がったのを確認してから攻撃を開始する。

 出来るだけ間合いを取りながら、力の入るギリギリのバランスで柄を握り頭目掛けて振り下ろす。

 ハルバードの斧部分が正確にバイト・アリゲーターの頭に食い込む。

「ん、余り強くないか?」

 予想よりダメージが出てない事に首を傾げながら、暴れるバイト・アリゲーターから2歩下がる。

 バタバタと尻尾を振り回し、顎を激しく開閉を繰り返す。

 バイト・アリゲーターの頭が此方を向くのに合わせて、強く踏み込んでハルバードを振り下ろす。

 上半身の体重とハルバードの重みを右足を強く踏み込んで一気に叩き付ける。

 今度はバイト・アリゲーターの頭蓋骨が音を立てて割り砕かれる。

 食い込んだ斧部分を引き抜いて1歩下がる。


「巧くやれたら一撃で行けそうだな……」


 回りを警戒しながらドロップアイテムを回収していく。


 複数枚の銀貨と灰色の板を回収する。


 凸凹の板を触りながら首を傾げる。


 良く考えたらこの状況で生まれて始めてワニ皮を手に入れたなと苦笑する。


 まあ、結局ワニ皮の模様は見れないのは変わらない。


 つまり、でも、ドット絵。

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