僕と俺
『新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。えーーー』
校長の話は長いのが相場らしい。
まだ、少し寒さが残る春のはじめ、私は志望校でもなんでもない高校に入学した。
だって、鹿島くんがいたから。
彼は面白いのだ。
私の良い研究素材だ。
入学式が終わり、彼は教室に戻るでもなくふらふらと校舎裏に歩いていった。
私もついていく。
バレないように少し距離をとりながら、少しずつ歩みを進めた。
進むとそこは一際大きな桜の木があった。
その木の下には、女の人が1人。
あれは確か担任になる、鳴沢先生だ。
『鹿島、ボクだよ?久しぶり、、、』
『んだよ、レイプ魔。』
レイプ魔、、、??
鹿島くんは震えている。
鳴沢先生は徐に鹿島くんに近づく。
鹿島くんは後ずさるが間に合わない。
『鹿島、、ああ!!もう限界だ!』
鳴沢先生は鹿島を押し倒して服を脱がし始めた。
『ふざけんな!?僕はもう嫌なんだ!!ふざけるな、、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌、、、ああ、、、、』
鹿島くんは嫌がっていた、、
最初は。
しかし。
『ああ、ナルちゃん。俺だよ、俺。ああ愛しのナルちゃん!!ああ!』
強く鳴沢先生を抱きはじめた。
鳴沢先生は鼻息荒く、桜の木の下で鹿島の体を舐めまわしていた。
事を終えると、鹿島は着衣を直していた。
『ナルちゃん、今度は俺の部屋に来てよ。』
『ああ鹿島!わかったよ!!』
鹿島くんはレイプ魔と読んでいたケイちゃんを人が変わったように愛でていたのだ。
そうあの日もおかしかったな。
鹿島が神宮寺にいじめられていた時。
『鹿島!僕がわかるかっ!?』
彼は手錠をされて、顔面から血を流していた。
助けようとした。
ケイちゃんは手錠を外そうとした。
『近寄るなよ、レイプ魔が・・・・。』
ケイちゃんは腕を振り上げた。
鹿島の顔面は叩かれまくる。
『ーーーしま。鹿島!ボクがっ、ボクがわかるか??』
『ナルちゃん!ナルちゃん!うわああああああん!!!』
『ああよかった、いつもの鹿島だ。』
ケイちゃんはすでにショーツを下げて鹿島に跨っていた。
『怖かったよお、ナルちゃん!!』
『ん、、、もう大丈夫、、、ほら。』
『ああそうだね。いつも助けてくれるのは。
今も思うんだ。ナルちゃんだけが俺を助けてくれる。。』
あんなに拒否的だった鹿島が、ケイちゃんの暴力で人が変わったように、受け入れている。
母なら何か知っているかもしれない。
聞いてみることにした。




