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Absolute Non-Fiction   作者: 石川雅
村生活編(前日譚)
17/17

16話旅立ち

調査団は今まで見てきた中で異質と呼べる存在だった。


文献でも見たことない魔道具で調査を行なっていた。

隠密と存在縮小で調査を覗き見している。

「シルバ、あの道具見たことある?」


「見覚えはありませんな、しかし、魔力の痕跡などを探る類いの道具でしょう。

早かれ遅かれ、レノンハルト様にたどり着くでしょう。」


「ですよね…」



しばらくして自宅で休んでいると来客があった。


「はいはいどちら様ですか〜?」


「私、icnms危機管理部 副部長兼、MA軍グリード一尉と申します。

レノンはrとアルベルト殿にお話を伺いたいのですが…」



肩書きなっが…どうぞお引き取りください

「どうぞ、お入りください(満面の笑み)」



「紅茶でも入れますね。なにかお好みはありますか?」


「ミルクを少し入れてくださるとありがたいですわ」


しばらく無言が続く。



すると、グリードさんが口を開いた。


「この度は大変ご迷惑をお掛け致しました。この魔物の群れを討伐するのは

本来MA軍の務め、今までに無い失態を犯してしまいました。

もう局長カンカンでっ、おっそろし…。失礼致しました」



「いえいえ、私は自分が出来る事をしただけですから…」


ドンッ「やはり、あの魔力痕跡はあなたのものでしか。どうですか?相当の実力と

お見受け致します。是非、icnmsに入りませんか?」


ここで二つ返事は出来ない。

「協力は致しますが、入るかは少し考えさせてください」



「そうですか…では前向きに検討すると言うことで局長には報告しておきます。また、お会いしましょう」そう言ってあっという間に帰ってしまった。


前向きになんて一言も言ってませんけど?!


その後、シンリーの魔物討伐の噂はじわじわと広がり、国王からの召喚状が決定打となってしまった…


アレックスさん達は色々察してくれたのか結構静かだったが祖母はそう簡単にはいかなかった。


転生者とシルバの事は伏せつつ、話せる真実のみを伝えると渋々納得してくれた。


幸い、祖母は弟子を二人とっていて診療所の跡取りに問題無い事を伝えてくれた。


「好きな様に生きなさい。いつでも戻っておいで」と言ってくれたのは純粋に嬉しかった。


漁師のハンスさんや村長に挨拶をした後、アレックスさんの元へと向かった。

彼は王国兵団への入団を目指すらしい。

入団した際には、一杯奢る事を約束して挨拶を済ませる。

辺境伯の息子達は弟子してくれるようで引き継ぎするだけで助かった。


そして、村から旅立つ日がやってきた。

村人総出で送り出してくれた時は涙が溢れた。


村の境界門を潜り、村を後にする。

しばらくして人気のない所まで歩いて異空間から、一台の車を出し、シルバに運転を頼む。

王都への距離は直線にして358km俺たちは暫し、ドライブを楽しむ。


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