20/32
カレピッピ
ひまわりの
あの頃のあたしは
ずっとあの人を
あの人だけを見つめていて
他には何も目に入らなかった
朝から晩まで
あの人を中心に世界がまわり
あたしの心の中心もあの人で
あの頃のあたしは
あの人だけを見つめていて
他には何もいらなかった
支えてくれた大地のことも
いつもそこに居てくれた大気も
柔らかな優しさをくれた雨も
穏やかなひとときをくれた夜も
何も見えず
ただあの人を
あの人だけを見つめていて
でも、今はもう
あなたと同じ方を見つめてる
あたしのポラリス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その手
春の日に
差し出された手を
あなたの手をとりました
夏の日に
繋いだ手は離れ
心も離れて
秋の日に
手を差し伸べました
あなたはその手をとり
冬の日に
繋いだ手にそっと力を込めました
握り返された手の暖かさ
彼ピッピ
ピッピ
ピッピと鳴く
彼ピッピ
ピッピ彼
彼のピッピは
ピッピなの
ピッピ
ピッピ
彼ピッピ
あたしのハート
あたしのバード
可愛く鳴いて
可愛く泣いて
彼ピッピ
「可愛いピッピ」




