プロローグ1
・・・ここは、人やその他の動物、そして魔物が住む世界・・・
そんな世界で1人の少年が色々な戦いを経験していく物語。
僕の名前はセツナ・カミタツ。
家族は義理の母親のサナ・フレイ、そして義妹のユウナと暮らしている。
赤ん坊の頃この家に拾われたらしい。どこで生まれたとかそういう事は気にしないようにしている。今のこの時間が幸せだと感じられるから・・・。
この家は、病院を経営していた。
「あれ、そろそろ薬草がなくなりそうですね。サナさん、薬草がそろそろ切れそうなので、集めてきますね。」
「セツナ、もうあなたはこの家の家族なのだからそろそろお母さんのことをお母さんって呼んでほしいわ?」
「あはは・・・すいません・・・」
「まぁそこまで気にする事でもないわ。あ、そうそう、今回はユウナもつれてってくれない?」
「いいんですか?村の外まで行くから魔物が出ますよ?」
「いいのよ。いつかしなくちゃいけなくなるから早めの方がいいの。まぁ魔物に出くわしてもセツナがついてるじゃない?大丈夫よ。ユウナ~、お兄ちゃんのお手伝いをしてあげて~。」
トテトテと走ってきて姿を見せたのは、義妹のユウナ。
「はい、お母様。お兄様、宜しくお願いします。」
「じゃ、準備してサクッと取ってこようか。」
「はい!」
元気良く返事をして、準備をするユウナ。
その姿を見て微笑ましいと思えた。
「お兄様!準備整いました!」
「それじゃ、行こうか」
薬草を取りにセツナとユウナは外に出た。
この村の名前は、ガナフィ。
とても小さい村だが、何の不自由もないし、とても明るい雰囲気の村だ。
「ユウナ、村の外には魔物がいっぱいだから離れないようにするんだ。いいね?」
「はい、お兄様。」
しっかり手を繋ぎ村の外に出た。
まさか、これが悲劇の始まりだと、今の僕は全く予想していなかった・・・。
初めて小説を書いています。
本当にありきたりになってしまいそうな感じがありますが
1つの作品になるように頑張りたいと思います。