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-少年編- 一話

僕達は村を出て山の麓を目指していた。


「ユウナ、この辺りから魔物が出やすいから警戒して行くよ?あまり離れないようにね。」


「はい、お兄様」


この村辺りの魔物は、ゴブリンやスライムといった最下級の魔物しか生息していないので

比較的安全なため村には正式な兵隊はおらず、民による自警団で成り立っている。


「あれは・・・」


少し先に緑の体をした生物5体ほどを確認した。あれは・・・ゴブリンだ!


「ユウナ少し待っててくれ、魔物が居る。」


「分かりました!」


短剣を構え、ゴブリンと対峙するが、ゴブリンの様子がおかしい。

すると、僕の姿を確認したゴブリン達は襲ってこずに逃げ出した。


(・・・?)


ゴブリンは基本的に見かけた相手を集団で攻撃してくるのだが

確かに5体しかいないが、1人相手なら攻撃してきてもおかしくはない。

それなのに、攻撃してこなかった事に対して、セツナはホッとしたと同時に

どこか不安な気持ちになった。

ユウナは、ゴブリンが逃げ出したのを確認すると、僕に駆け寄った。


「あ、ユウナか、もう安全だよ?」


「お兄様、凄いです!魔物を撃退なんて!」


「あ、いや・・・うん、そんなことないよ。運が良かったんだ。」


キラキラ瞳を輝かせながらユウナに言われたのだが

本当は何もしていないので、返事に困ってしまった。


「? そうなのですか?」


「そうだよ。夕方までには家に帰りたいから、もう少し歩くペースを上げようか」


小さく頷き返事をし、僕とユウナは薬草がある山の麓に向かった。


山の麓に到着した僕達は、薬草集めを始めた


「あまり、遠くで集めないように!互いが見える範囲で集めよう」


はい!と返事をすると、ユウナと僕は薬草集めに勤しんだ。


2,3時間が経っただろうか・・・


(・・・おかしい・・・普段ならゴブリンや、スライムが襲ってくるのに今日は大人しいな・・・)


確かに毎回ではないが襲ってくる確率の方が高い。ここまできて魔物と1度しか遭遇していない、ラッキーと言えばラッキーなのだが・・・


「キャーッ!」


「っ!? ユウナ!?」


走ってユウナが居る場所に向かった。


「大丈夫か!?ユウ・・・ナ・・・?なんなんだ・・・これは・・・?」


「お、お兄様!!」


走ってきたユウナを抱き留める。

目の前に広がっていたのが、結構な数のゴブリンやスライムの死体だった・・・。

斬り刻まれた後や、火の魔法だろうか、死体は焦げていたりしていた・・・。

そして、徐々に浄化されていっていた。

ついさっきまでここに居たゴブリン達は何者かに虐殺された後だった。

この世界では、命を落とすと、浄化されて土に還るようになっている。


「ユウナ、村に戻ろう?薬草は結構集まっているし、何か嫌な」


とてつもない爆音が村の方から聞こえた!


「な、なんだ!?村の方から!?ユウナ!急いで村に戻るぞ!」


「は、はい!」


(何が・・・何が起こってるんだ!?)


村の少し手前まで来たのだが、すごい煙と鼻が曲がるような臭いが漂っていた。


「にゃ、にゃに?この臭い・・・」


苦しそうに鼻を押さえながらユウナ対して


「ここから先は危険だ・・・僕1人で行く。ユウナは」


「い、嫌です!私も行きます!」


「な、何行ってるんだ!村は危険すぎる!」


「それでも!一緒に行きます!!」


ユウナの強い意志を持った瞳を見ると、何も言えなくなった。


「分かった、僕の傍から絶対に離れるなよ?」


「は、はい!」


そうして、僕達は村に向かった。

プロローグは、恐らく5話くらいです。

かなり、大人びている少年仕様になってる感じがしますね。

自分が子供の頃はこんなに大人びていませんでしたが・・・

更新は1週間に2話くらいにします。

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