表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/33

努力・壮平


努力をしているね、とよく言われる。

俺自身ではそんなに努力しているとは思わない。


最初は努力が必要なことばかりだなと思ったがそれが当たり前になったせいかその行為が苦ではなくなってきた。


俺の歳からするとこの経歴はなかなかいないと思う。

東京に遊びに来た智也と話をしたら、あの努力家で有名な大学に行った彼がぐうたらしていることに驚いた。かといって俺がぐうたらしていないといえばそうでもない。

職業になるのかどうかもわからないことをしてお金を稼ぎ、木造のアパートに住み、家族に説明してもよくわかってもらえない。


そんな俺をずっと応援してくれている人がいる。

雪乃ちゃんはいつもバイトでがんばって稼いだお金を使って俺を見に来てくれる。

そして俺よりも年下なのにもうすぐちゃんとした「職業」に就く。


情けない。


けれどその修行がいつか実るときがくるならば、俺は雪乃ちゃんを幸せにする。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ