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帰り路・有紀

今日も12時間近く学校に居た。

就職活動で忙しいとはいえ今は大事な時期だから仕方ない。この忙しさが内定のためならいくらでも頑張れる。

いつだったか夜に電車に乗って疲れた顔して帰る女性を見て何故か憧れたことがあった。実際はお腹は空くし私は学校と家の間が2時間近くかかるので結構つらい。

こんな疲れた日は大好きな音楽に頼る。昨日は「東京」という曲でデビューしたバンドを、今日はマリンバとギターとピアノの音を包むようにゆったりとした歌声のアーティストを聴いて帰る。

私は憧れていた大人に近づけているのだろうか。年齢上は来月でハタチになるけれど私が想像していた大人になれるのか不安だ。思い返せば中学生のときから変わってないような気もする。変わらなくちゃ。

品川の高層ビルに見とれてそんなことを思う。

大人までのカウントダウン、毎日少しずつ近づけたらいいのにな。

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