表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
爆笑三姉妹〜陽翔・結音誕生から、燈真・灯乃、彩羽・悠翔誕生まで  作者: リンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/145

その一歩の名は「パー」

第二十八章 その一歩の名は「パー」


1|博多体育館、夕暮れ


練習を終えた博多ドンタクスのコートに、

小さな影がぽつりと立っていた。

――吉田瑛一、6歳。


父・翔一の隣で、まだ小さな手を広げる。

コートの向こうでは、**小倉美鈴(50)**が笑顔で手を振った。

「瑛一くん、今日も“パー”できた?」

「うん! 橋番やけん!」


美鈴はうなずき、チームのみんなも手をパーにして応える。

その光景はまるで、コート全体が

一つのやさしい合図でつながっているようだった。



2|ボールの音が未来を叩く


バンッ。

美鈴のスパイクが床を打つ。

反射した音が、瑛一の胸に響く。


彼はぎゅっと拳を握って、父を見上げた。

「おとうさん、ぼくも……あんなふうに飛びたい。」

翔一は少し驚いて、でもすぐに微笑む。

「飛べるさ。ゆっくりでいい。

“橋番”みたいに、いっしょに支えていく力を持てば、

きっとどんな空にも届く。」


瑛一は大きくうなずき、

もう一度両手をパーに広げた。



3|園長先生の目に映る未来


美鈴はそんな瑛一を見て、心の中でそっとつぶやいた。


「この子、きっと――飛ぶね。」


あの日、園長として守った命。

笑いで癒した傷。

そして今、夢へ走る背中がそこにある。


仲間たちも気づいていた。

真理子「キャプテン、あの子……目が違うね。」

美鈴「うん。コートの“空気”を感じ取っとる。

それが、未来の選手の証やね。」



4|帰り道の夕焼け


体育館を出ると、夕陽が川面を照らしていた。

瑛一はその光を見つめながら、

ランドセルより大きな夢を抱えるように言った。


「園長先生、ぼく、大きくなったら金メダル取るけん!」

美鈴「……約束やね。忘れたらいかんよ?」

瑛一「うん!“パー”で約束!」


二人は同時に手を広げ、

パチンと合わせた。

その音が、未来へのスタートの合図。



5|ナレーション(未来の瑛一の声)


「あの日の“パー”が、ぼくの最初のサーブだった。

博多の体育館で広げたその手は、

二十年後、オリンピックのコートで金メダルを掴む手になった。

でも、園長先生の言葉だけは、

ずっと心の真ん中で光ってる。

“笑って支えて、五十路で空を見上げる”――

あれが、ぼくの原点なんだ。」



そして、体育館の照明が一つずつ消えていく。

最後に残った明かりが、瑛一の小さな背中を照らした。


それが――

のちに日本代表リベロ・吉田瑛一が

オリンピックで金メダルを手にする、

未来の第一歩が始まった瞬間であった。





第二十九章 「またあした」を約束した先生


1|懐かしい声


ある日曜の午後。

瑛一と父・翔一が、博多南幼稚園の門をくぐった。

そこには、あのころ年長・ゆり組の担任だった――

白川彩花しらかわ・あやか先生の姿があった。


「わぁ、瑛一くん! 背が伸びたねぇ!」

「先生、こんにちは!」

小学生になっても礼儀正しく頭を下げるその姿に、

白川先生は思わず目を細めた。


翔一「先生には本当に感謝してます。

あの時、息子を気づいてくださらなかったら……」

白川先生「いえいえ、あのとき勇気を出してくれたのは瑛一くんです。

私たちはただ、“またあした”の約束を守っただけですよ。」



2|園庭に戻る足跡


久しぶりに園庭を歩く瑛一。

砂場のスコップ、鉄棒、桜の木。

どれも少し小さく見える。


白川先生「ここで“橋番ごっこ”してたよね。」

瑛一「うん! “パー”で支え合うやつ!」

白川先生「そうそう。“ひとりじゃ守れないけど、みんなで守れる”って言ってたね。」


瑛一は照れくさそうに笑う。

「……先生、ぼくね、バレーはじめたんだ。」

「わぁ! すごい! 美鈴園長先生の影響?」

「うん。園長先生、めっちゃカッコよかったもん。」


白川先生「ふふ、それは納得。」



3|白川先生の“もう一つのノート”


帰り際、白川先生は職員室から

少し色あせたスケッチブックを取り出した。


「これね、瑛一くんが年長さんのとき描いた絵なの。

“みんなで笑うと、空が広くなる”ってタイトルだったのよ。」


瑛一はしばらく見つめて、ぽつりと言った。

「……ぼく、あのときの空、覚えとる。」

白川先生「どんな空だった?」

瑛一「泣いたあと、園長先生が“またあした”って言ってくれて、

空がピカピカに見えたやつ。」


白川先生の目に、少し光るものが浮かんだ。



4|現在の約束


翔一「先生、また来てもいいですか?」

白川先生「もちろん! いつでも“またあした”ですよ。」


帰り道、瑛一が言った。

「先生、昔と変わらんかったね。」

翔一「そうやな。お前も、昔よりずっと笑えるようになった。」


瑛一はにっこり笑って、

両手をパーにして夕焼けにかざした。



5|未来へのページ


数年後、瑛一が高校代表として全国大会に出場した日。

観客席の一角に、ひとり拍手を送る女性がいた。

白川彩花先生――瑛一の原点を見守る人。


「あの子の“パー”は、もう世界に届くね。」


瑛一がレシーブを決めるたび、

先生の目には、あの日の園庭が浮かんでいた。

泣きながらも笑顔を取り戻した小さな男の子。

そして、その日見上げた――ひときわ広い青空。



それは、教師と生徒が交わした「またあした」という約束が、

年月を越えて今も続いている証だった。





第二十九章半 復活ラジオ一発目:ゲスト・川崎宗則、スタジオを走る


オープニングジングル


♪(軽快ジャズ)

光子「ただいまー!M&Yの——」

優子「爆笑通信 on air!」

光子「復活一発目のゲストは…野球界のお笑い担当?川崎宗則さん!」

宗則「ムネノリです!今日は代走でしゃべりに来ました!スタジオ一周してもいいですか!」

優子「もう走っとる!(笑)」


コーナー①「代走自己紹介」


光子「野球の自己紹介は“足が速いです”やけど、今日は“口が速いです”で」

宗則「口速球いきます!『こんにちはこんばんはおはようございます今日もいっときます』」

優子「早口始球式やん!」

宗則「言うたあと深呼吸。鼻3秒、口6秒…(スー…ハァァ)」

光子「さすが、笑い→呼吸の正統派!」


コーナー②「監督あるある vs 園長あるある」


宗則「監督あるある:『お前ら“いつも通り”で行け!』→“いつも通り”がどれか分からん」

優子「園長あるある:『“いつも通り”を作るのが園長の仕事』」

宗則「名言でた!スコアボードに書きたい!」

光子「“C–G–C”ってね、三音で空気を整えるんよ」

宗則「(即興で口トランペット)C–G–C!…お、落ち着く…」

優子「宗則さん、整いすぎて寝入りそうになっとる!」


コーナー③「KITTキザすぎるナビとベースランニング」


(効果音:ナイトライダー)

ナビ《宗則さん、二塁へスライディングののち、あなたは勝利に向けて三塁を回ります。僕はずっと君の味方だ》

宗則「ナビが告白してくるのやめて!(笑)」

光子「このナビね、赤嶺ツインズが設定ミスってALL押したやつ」

宗則「オールってなんでも全部“行け”になるボタン?」

優子「そう。だから宗則さん、一周回ってまた自己紹介して?」

宗則「了解!『ムネノリです!』——からのホームイン!」


コーナー④「“橋番”を球場へ」


光子「うちのキーワード“橋番”(落ちそうなボールや人をパーで支える)を球界に持ち込むなら?」

宗則「守備シフト名:ブリッジ・フォーメーション!外野みんなでパー出して支える」

優子「観客もパーで参加したら、外野フライの難易度が心理的に下がる説」

宗則「それ、九回裏にほしいやつ!応援の可視化ね!」


生歌ミニライブ「またあした・1ミリ版(内野連携MIX)」


(軽快スウィング)

宗則:クラベス担当で絶妙に走る →

優子「走るな!クラベスも代走すな!」

宗則「足が勝手に!(笑)」


メール紹介


・RN:博多の三塁線「宗則さん、名言ください!」

宗則「『失敗は盗塁の逆算。次のスタートのタイミングが早まるだけ』」

光子「きれい!」

・RN:園庭ペッパー警部「初回から腹筋崩壊」

優子「腹筋は呼吸のタンク、壊す前に鼻3・口6で補給して!」


コーナー⑤「もし宗則さんが幼稚園の先生だったら」


宗則「朝の会:『みんな立って座って、盗塁の気配だけ出して!』」

光子「落ち着かん!」

宗則「でも最後は三音、C–G–Cで閉めます。『またあした!』」

全員「またあしたー!」


エンディング


宗則「今日のMVPは**“いつも通りを作る”。次の試合…じゃなく次回も呼んで!」

優子「ラジオ代走要員として登録しときます」

光子「宗則さん、今日はホームイン**までありがとうございました!」


(ジングル)



放送後SNSが炎上(良いほう)

•「ナビの告白で吹いたwww」

•「ブリッジ・フォーメーション導入希望」

•「名言“失敗は盗塁の逆算”メモった」

•「三音→『またあした』、寝る前の最強ルーチン」

ハッシュタグ:#またあした #橋番できた #代走トーク #KITT告白やめて



次回予告


光子「次回は“筋肉は呼吸でできている”特集、ゲストは現役ボクサー!」

優子「グローブ越しにパーはできるのか!?」

宗則(スタジオから小声)「また呼んでね〜」

一同「またあした!」





週イチ新作ギャグコーナー「もし、夏が冬のままだったら」


タイトルコール


SE♪(軽快ジングル)

光子「M&Yの——」

優子「“もし◯◯だったら”コント!」

観客「フゥ〜!」



コント本編「もし、夏が冬のままだったら」


① 海の家(なのに極寒)


(舞台:海の家セット。砂浜に“流氷”、かき氷機の上につらら。)


店員・優子「いらっしゃいませ〜!本日、かき氷は湯たんぽ付きで〜す!」

客・光子(モコモコ防寒)「じゃあ“ブルーハワイ(ホット)”ください。」

優子「熱々でお届けします!」(湯気ボワ〜)

光子「熱い!これ…ハワイの味噌汁?」

優子「冷える体には“南国の出汁”が効きます!」

(客席:クスクス→拍手)


<ナビ乱入(例のキザ声)>

ナビ《海水温度は2℃。あなたは震えながらも勝利に向けて左折です。僕はずっと君の味方だ》

光子「ナビが励ます温度じゃない!」

優子「まずは鼻3秒・口6秒で落ち着こ。」(2人でスー…ハァァ)



② 盆踊り(なのに雪まつりコラボ)


(舞台:やぐらに“こたつ”。太鼓の上に湯気。)


司会・優子「それでは〜雪見盆踊りいってみよう!」

光子(法被+耳当て)「♪ どっこい雪かき〜どっこい湯たんぽ〜」

観客エキストラ「パー!」と手を広げて回る

優子「そう!転びそうな人をパーで“橋番”して支える踊り〜!」

(観客、転びそうな人をちゃんと支える→拍手)



③ プールの授業なのにスケートリンク


(舞台:プール看板、でも水面カチカチ。スケート靴のSE)


先生・優子「泳げない子は滑ってOK!」

光子(ゴーグル装備)「先生、背泳ぎは仰向けスケーティングですか?」

優子「そう、そのままターンはトリプルアクセル!」

光子「いや、競技が変わっとる!」

(転びそう→周りの子役がパーで支える/会場「ナイス橋番!」)



④ 花火大会(でも手持ちは“湯気”)


(舞台暗転、夏夜のSE。観客に配られた“湯気スティック”が光る演出)


光子「今年の最新“湯気花火”いくよ!」

優子「ドン!」(湯気モクモク)

光子「見えんっ!」

優子「見えないから想像で感動する花火やけん!」

光子「想像力に丸投げ!?」


<宗則(VTRゲスト)>

宗則「ドーン!パラパラ〜(口花火) 以上、口が速い花火でした!」

優子「代走のくせに花火まで速い!」



⑤ 夏祭り屋台:金魚すくい(なのに“ワカサギ”)


店主・優子「はい、氷上ワカサギすくい〜!」

光子「完全に冬の遊びやん!」

優子「すくえたら**天ぷら(ホット)**つき!」

光子「屋台の概念、溶けとる!」



⑥ オチ:気象庁から緊急会見


(演台。ロゴ:気象“笑”庁)


広報・優子「只今、季節の勘違いが発生しております。

対処法は“笑い→呼吸→整え”。三音C–G–Cののち、『またあした』…」

光子「季節も終わり方の練習するん!?」

(2人でトーンチャイム:C–G–C)

全員「またあした!」

SE♪(エンディング)



アフタートーク(短尺・恒例)


優子「本日の学び:夏が冬でも支えたを讃える!」

光子「転びそうな人にはパー、湯気花火は想像で補完!」

2人「来週の“もしコント”もお楽しみに〜!」


来週予告


テロップ:もし、重力がちょっとだけ弱かったら(飛びがち/ツッコミは着地後で)

ハッシュタグ:#もしコント #橋番できた #湯気花火 #またあした






第三十章 “なんでも劇場”— ライブ×コント×漫才の渋滞、さらに二大スポーツ爆笑解説へ


1|番組フォーマット:M&Y「なんでも劇場」(週1・公開収録)

•OPライブ(3曲メドレー→三音C–G–Cで客席と呼吸同期)

•もし◯◯だったらコント(毎回新作/KITTナビ乱入は高確率)

•ファイブピーチ★漫才(光子ツッコミ・優子ボケの“反転回”あり)

•ファイブシード★コーナー(美香の音ネタ+春介チューバ×春海打楽器)

•キッズ乱入タイム(陽翔・結音・燈真・灯乃の“ハイパー誘惑ウィンク”で会場崩壊)

•エンディング合図:全員で「パー」→三音→**『またあした』**


客席は毎回**“支えたを讃える拍手”のタイミング表つき。

「転びそう→パー**→拍手」の一体感が“行って良かった系”で口コミ拡散。



2|ドタバタ人気の決め手(3つ)

1.多層カオス:ライブ→コント→漫才の“渋滞”を呼吸の合図で制御

2.支援が主役:成功より支えた瞬間に最大拍手(子どもも参加しやすい)

3.KITTナビ:キザすぎる導入で笑い→呼気へ強制リセット(便利)


ナビ《このあとあなたは笑いで左折。僕はずっと君の味方だ》

観客(条件反射)「スー…ハァァ」(鼻3秒・口6秒)



3|爆笑“二大”ゲスト解説プロジェクト


A. 野球:「内野連携=橋番説」(レギュラー化)

•準レギュラー:川崎宗則(代走トーク/口が速い花火)

•企画:内野フライ時、スタンドもパーで“可視化守備”→選手が笑って脱力、送球が伸びる(※気のせいでもOK)

•名言:宗則「失敗は盗塁の逆算。次のスタートが早まるだけ」


B. バレー:**「笑速わらそく解説」**スタート

•解説席:

 小倉美鈴(50)/MB・橋番監督

 鶴田ほのか/S・“笑速”指揮者

 内藤みゆ/L・吸うレシーブ解説

 進行:M&Y(ツッコミと深呼吸担当)

•実況ハイライト(例)

 実況「相手のクイックB、速い!」

 美鈴「ここは橋番で“パー”2枚揃えます」

 鶴田「トスの合図は眉1ミリ。笑ってても目は仕事」

 内藤「レシーブは鼻3・口6で腕が勝手に出ます」

 優子「勝手には出ません!」

 光子「でも、呼吸で力みは消えるのはガチ」

•企画コーナー:「母、飛びます!」

 坂口はづきがバックアタックを成功→観客全員で“母、飛んだ!”コール



4|ステージ抜粋(新作)


コント「もし、観客全員がリベロだったら」


優子(客席に向けて)「落ちそうな笑い、パーで拾って!」

光子「ツッコミが弱いときは二段ツッコミでつないで!」

内藤(解説)「今のは体勢くずしても拾う声が良かったですね〜」

客席(慣れてきて)「ナイス橋番!」


漫才「終わり方の練習」


優子「ボケの終わりが迷子になる」

光子「三音C–G–C鳴らしたら帰ってこい」

優子「(チャイム)ただいま〜」

光子「帰宅芸やめろ」



5|SNSの伸び方(実話風テンプレ)

•「支えたに拍手する文化、最高」

•「KITTナビ→深呼吸の流れで子どもも最後まで観られた」

•「バレー解説で家ナン攻(なんとなく攻撃)まで分かった気がする」

•「宗則さんの“盗塁の逆算”名言で月曜がんばれた」


タグ:#なんでも劇場 #橋番できた #笑速解説 #またあした



6|次回予告(台本メモ)

•もし、重力がちょっと弱かったら(ジャンプ芸多め/着地でツッコミ)

•“内野連携=橋番”דブロック読み”の野球&バレー合体回

•キッズSP:陽翔&結音の**「想像花火(湯気)」、燈真&灯乃のパー拍手指揮**

•ラスト:園庭ジャズ『ルパン三世/夏夜版』→無音1分→『またあした』



まとめ

ライブ・コント・漫才に、二大スポーツの爆笑×実学解説が合流。

“成功より支援に拍手”の設計だから、子どもも大人も参加者になれる。

合図はいつも同じ——パー → 三音 → またあした。

今日も、会場から**“いっしょ”**が増えていく。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ