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何かあれば

その後、白夜さんが俺に話した事は、余りにも酷かった。

「あの男性は、己の欲の為だけに、はなちゃんに食事を与える事をやめていた。見かねた別の使用人が、自分の食事を分け与えていた。少し歳上の女性。彼女は、その後、別の男がその女性を、男から買い、はなちゃんは、1人になった。そして…」

「絶食に近い状態で、フラフラになっていた、はなちゃんは、あの男に酒を持っていく途中で躓き、倒れた。あの男は、激昂し、はなちゃんを捨てようとした。」

日和光さんが月光さんを見た。

「はなちゃんを…いつまでも、子どものままにし、言いなりにさせる事で、支配する。自分の意のままに…力でねじ伏せていた。」

月光さんは、その話をした後に…

「はなちゃん、良く耐えましたね。」

優しくはなを褒めていた。

「…ありがとうございます。」 お礼を言ったはな。光庵さんが、

「小野寺さん、はなちゃんの事で、何かあれば私達も協力します。」

「…ありがとうございます。」

光庵さん達に、お礼を述べ、頭を下げた。ふと、時間が気になった。ここに来てから、大分時間が、経って…。

「あの…すみません。今、何時ですか?」

「午後4時になります。」壁にかけてある時計を見た光庵さん。部屋と廊下の扉の真上の壁に、時計があった。

4時…。そろそろ帰らないとな…。すると、

「そろそろ、お帰りに?」

光庵さんが俺に尋ねた。

「…はい…。あの…また…来てもいいですか?」

「来てください。あ、連絡先を教えてください。」

光庵さんは、席を外し、何処からかメモとペンを、持ってきた。連絡先をメモに書く。白夜さんがはなに…

「…はなちゃん、もう痒くないわね。」 「はい。」

…痒くないって?…あれ?はなの耳の後ろが…。

あれ程酷く炎症していた、耳の後ろが、治っていた。

「…きで治しました。」 と…月光さん。

…き…?すると…光庵さんが…

「月光…今日は、朔だけど、望まで持つか?」

「大人しくしていれば、大丈夫ですよ。」

月光さん、なんか疲れて…。

「光庵様、白夜様。日和光。望までしばらく休みます。」

「分かりました…。さ、お休みなさい。」

「小野寺様…。はなちゃんをしっかりと守って下さいね。」

そう俺に話して、月光さんは、席を立つと、ゆっくりと歩いて、部屋から出て行った。

「月光さん…大丈夫?」

心配そうに、はなが呟いた。白夜さんがはなに…

「大丈夫ですよ。時間は、かかりますが、休めば回復しますから…。」

優しく微笑みながら、話した。

午後4時15分。寺を出た俺とはな。寺の駐車場に停めてある、車へと戻る…。車に乗ると同時に、スマホがなった。LINEだった。送り主は、山内。

「仕事終わったから、アパートに行く…」

山内が来てくれる事になった…。

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