表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

第19話 DIE SET DOWN 1

※性的な描写があるので注意してね



「お待たせしました。…っ!」


リサコさんが飲み物を手に戻ってきた。


(不覚…ニキ様にポジションを取られてしまいました…

やはり油断ならない…同種の血というのは…けれど…)


「ありがとうございます。買いに行かせてしまって申し訳ない」


「…いえ、私の愛情の詰まった(意味深)こちらをどうぞ」


「はは、なんですかソレ。いただきます」ごくっ

(お、コーヒーみたいな味だ。なかなかイケるぞ…)


俺が飲む姿を見届けたリサコさんはベンチに腰掛け

互いに無言のまま飲み物を啜っていた。


(…何か会話した方がいいのだろうか)


ちらっっと横目でリサコさんを見る。

後ろで束ねられた綺麗な黒髪、すらっとした肢体に

長い耳に眼鏡をかけ凛としている姿は誰が見ても美しいと感じるだろう。


(静かな見た目に反してぐいぐい来るタイプだからちょっと苦手なとこもあるけど

綺麗な人だなぁ…ってなんで俺こんな事考えてるんだ!?)


少し体が熱くなった気がした。


「良平様」


「は、はい?」


「出掛ける前に奥様が仰ってた事なんですが…

良平様はその…女性の身体が筋肉質だったりすると

男性的に…やはり幻滅してしまうのでしょうか…」


「え?い、いやそんな事はないですよ。

俺はどちらかと言うと引き締まった感じの身体に魅力を感じるタイプです…

そのせいで元の世か…国では良い縁には出会えなくて…まぁ他にもあるんですが」

(俺は何をベラベラ喋ってるんだ!!)


「っ! そうなのですね…私は奥様やお嬢様と同じサキュバスですが

種族的に異質と言いますか、性欲に関しては

身体を動かしたり鍛える事で発散するタイプだったので

どうしてもこんな身体に…」


(やっぱこの人もサキュバスだったのか…)


「気にしなくていいと思いますよ?好みって人それぞれですし」


「それを聞いて安心しました。

…良平様さえ宜しければ婚姻者の末席に加えて頂けると幸いです。」


いつも表情を崩さないリサコさんの頬が赤く染まった。


「はは…/// え?婚姻の末席って…?

この世界…国って多重婚が…?」


「? ご存じなかったのですか?私はてっきり何人もいらっしゃるのかと」


驚愕した。

多重婚…ハーレムなんて漫画やアニメの世界でしか

存在しないものだと思っていたからだ。

確かに。街を見るとちょくちょく多く女性を連れた男を見かけたり

その逆のパターンも見かけ、それが多重婚だとすれば納得がいく。


「え…えっと俺の生まれた国ではそういう感じではなかったので少し驚きました…」


「…以前から気になっておりましたが、ニキ様は良平様の伴侶では?」


「いえ…なんというか今は友達…相棒って感じですかね…」


「…」

(驚きました。まさか良平様が未婚だったとは…

お風呂での出来事の反応といい、まさか女性経験も…?

あぁ…ヤバいですねこれ)


「多重婚…そういえば親父殿…ハートランドさんは

ルマリアさんとだけなのが意外ですね。

家柄や見た目といい他にも奥さんが居るものかと」


「旦那様が仰るには若い頃遊びまくった反動と

歳のせいで他に妻を娶る気になれないと言っておられましたね。

奥様とは若い頃から行きつけだったサキュバス娼館から娶ったと聞き及んでます」


(親父殿…なかなかの遊び人だったのね…

しかし娶り方が漢だなぁ。男として尊敬するぜ)


むくっ…


「!?」


(な!何だ??こんな話をしてたらか急に下半身の俺が…!?

まずい…!!)


((どうかしたのか良平?))


(何でもない!こ、これは俺のデリケートな問題なんだ!!

出来ればし、しばらく…暫く俺を感知しないで欲しい!!友として!!)


((なんだかよくわからぬが友としての頼みならそうしよう。

一旦我との感覚を切るが、また繋ぎたい時は移植した右目に意識を込めるとよいぞ))


(ありがとう!)フッ…(感覚の切れる音)


「良平様…何やらお辛そうですね…宜しければお力になりますよ…(ねっとり)」


リサコさんのねっとりした視線が股間に向けられている!

本当にマズイ状況だ!眠れる獅子(暗喩)の近くには可愛い女の子の頭が二つ!

艶めかしい視線を送るサキュバス!

意識を向けると獅子が目覚め立ち上がろうとしてしまう!!


一刻でも早くこの状況を打破しなくてはいけない!


俺は前屈みになりつつ、そっとエミリアちゃんをリサコさんに渡し、

ニキちゃんの頭を太腿から優しく下ろした。


「といれにいってきます」シュバッ!!!


「っっ!?お嬢様達をこのままにして追うことは…不覚…

しかし、初めて催淫(唾液入りの飲み物)を試してみましたが思った以上に

効果がありそうですね。これは次の機会に期待できそうですね…」


加速魔法を発動した良平は目覚めた獅子を鎮める地を求め走った。


まぁ、転移で自室に戻れば済む話だが

かつてない混乱を極めた良平はそんな考えに及ぶ訳もなく

無心でトイレを求め走ったのだった(呆れ)


お腹を押さえるふりをして前屈みになり、近くで遊んでいる子供にトイレの場所を訪ねる。


「ぼ、坊や…近くにトイレはないかな…」


「おにーさんおなかいたいの?

そこのしんでんでかりれるからそこにいくといいよー」


「神殿…あ、ありがとね」トコトコ…


(出来れば神殿に立ち寄りたくはなかったが…背に腹だ)


~~~~~~~~

神殿入口


神殿に着く頃に良平はヴェルトロとザックの顔を思い浮かべ

なんとか獅子を落ち着かせていた。


(助かったぜ二人共…後は落ち着いて処理をすれば…)


「まぁ!貴方様はっ!」


やはり前回のシスターさんだった。


「っっ!ど、どどうもこんにちは…」

(まずい!!)


「またお越しいただけるなんて…

本日も礼拝に?さぁご案内致しますね」ニコリ


(女神像の事を聞いてこない!?ありがたいが…)ぴくっ


「っ!?い、いえ…実はお手洗いをお借りしたく…」

俺は咄嗟に前屈みになる。


「まぁ大変っ!さぁこちらへどうぞ」


前屈みになりながらシスターさんの後を付いていく。

視線を前に向けるとシスターさんのおしりが見える…


(だめだ見るな!ザックーッ!トロの顔-!!)


「さぁこちらです…あら?」


男子トイレ

【使用中】


「」(白目)


「おかしいですね…男性の礼拝者は本日来て…あっもしかして

(コンコン) お父…司教様~」


「なんじゃー?シプカか?」


「その…参拝者の方がトイレをお使いになりたいと…」


「お前も知っておるだろうワシのビッグベンが長い事は…

それに入ったばかりだからね無理!

…まぁ仕方ないから女子トイレにでも案内しなさい」


「…と言ってますがそちらで宜しければ…」


(なんつー適当な司教だ…というか女子トイレだと!?

そんな所でシたら本当に変態でしかないぞ…!)


「し、司教様はいつもどれくらいトイレに?」


「短くても30分はかかります…」


(30分!?だめだ!そんなに待てない!)


混乱を極めた良平、時流加速魔法の存在も完全に忘れている!


「じ、実はこの痛みは大きいアレでなく、別の痛みでこうなっておりまして…

その…一人で落ち着ける場所があれば対処できますのでそこに案内していただければ…」////


「そ、そうなのですか?大変…顔も真っ赤ですよ!さぁこちらへ!」


案内されたのは最悪。ギャル女神の礼拝室だった。


「ここなら一人落ち着けるかと思います。さぁこちらに座って下さい。

女神様も見守って下さります!」


(一番そいつに見られたくないんだよ…!!)


「ヒール…ヒール…」さすさす

シスターさんが俺の背中をやさしくさする

とてもいい匂いがする。この状況でこれは本当にまずい。


「どうでしょうか?これで少し楽になったら良いのですが…」


「え、えぇ…大分良くなった気がします…」///////


「本当ですか?先ほどよりお顔が赤いです…」


「ほんとうにだいじょうぶなのでひとりにしていただけますか?

5分位で良くなるハズですので…今はとにかく一人にさせてください…」


「わ、わかりました…女神様のご加護があらんことを…」ガチャ…バタン…


「……」ばっ

PANTSという枷を外し顕わ(あらわ)になった眠れる獅子は怒りに満ちていた。


獅子の首を掴み制御を試みる。


(くっ…何やってるんだ俺は…!確かにここ最近ヴェルトロと意識を繋いだせいで

視線とか気にしてこういう事するのを我慢してた…!

尚且つこのアホ女神に監視されてる事も知ってるから余計に我慢しなきゃならなかった!

流石に溜め過ぎたのか?きっとそうだ…!

くそっ!この駄女神め!悔しいがやっぱり見た目は最高だよ!)


ほぼ本物の女神像を見ながら獅子を制御する。


「くっ…はぁ…はぁ…」


―――――――――

(ここまで息遣いが…?やはり神徒様が気になります…)


シスターのシプカは鍵穴から良平の様子を覗いた。


「っ~~~~!?」


鍵穴から見えたのは獅子を制御中の良平の姿だった。

咄嗟に目を逸らすシプカだったが


(そ、そんな…あの神徒様が女神様の前であのような事を…で、でも…)ゴクッ…


再び鍵穴を覗いた。


(あ、あれが男性の…しかもあのお方の…んっ…)


シプカの指は流れるように下腹部に伸びていった…

―――――――


「…はぁ…」


なんやかんやで良平の獅子と精神は落ち着きを取り戻し、怒れる獅子は子猫に戻った。


(最低だ…俺って…。 ふふ…こんな事してたアニメのキャラも居たっけ…)ぽろぽろ


ティッシュを生成し、女神像にかかった(かけた)血を涙そっちのけで拭き取る。

大量の血しぶきは戦闘の激しさを物語っていた。


(はぁ…はぁ…神徒さまぁ…)


ぱぁぁぁ…


あらかた拭き終えると女神像が光りだした。


分かってはいたが嫌な予感しかしない。


(遺書って生成できるかな?)



















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ