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第12話 ギャル神再び!?

俺はシスターさんに連れられ礼拝室へ向かっていた。


「この神殿ではどのような神様が祀られてるのですか?」


「ここでは救済神様を祀っております。

この国の魔王様は宗教に厳しいお方なのですが

救済神様だけは例外でこうして神殿を作ってお祈りをすることを

許して頂いてるのです。

さぁこの部屋が礼拝室です。」ガチャ…


((救済神!ビンゴではないか良平よ!))

(そうだな!)


扉を開けると中には女神像があった。


(…こんな姿だっけ?)


像はあまり似てなかった。


「それでは私は外でお待ちしておりますね。」

「はい。ありがとうございました。」


「…さて、それじゃ…」

俺は作法を知らないので

とりあえず目を閉じ手を合わせて膝をついてみる…


(女神様…最初はどうなるかわかりませんでしたが、

俺はこうして生きて行けてます。

授けて貰った記憶生成のスキル…

この世界でいい人にも出会えました…

この世界に転生させてくれてありがとうございます…)


眼を開けた。


「へ?」


「りょ…良平く~~~~~~ん!!!」ガバッ!

目の前が真っ暗になり、でかくて柔らかいモノが押し当てられている!


「~~~~~!?!?モゴモゴ…ぷはっ!?」


顔を見上げるとそこには俺をこの世界に転生させたギャルの顔があった。


「!?!?めめめ女神さま!?」


混乱している!

なぜまた女神と?

もしかしてまた死んだのか!?

わけがわからない!


「嬉しい…良平くん…あーしの事忘れないでくれてた!

神殿でお祈りまでしてくれるなんて…!もう好き!!

大好きっ!!ちゅ~~~~~」

「ちょっ…!やめっ…!やめえ!!」ぐい~~


なんとか女神を引きはがすことに成功した


「もうっ!良平くんってば恥ずかしがり屋なんだから!」


「…なんで俺ここに?なんで女神様が…?」


「んふふ…良平くんあーしの像の前でお祈りしてくれたでしょ?

神の像には基本的に神の力が宿ってて、神と話せる可能性を秘めてるの。

そして神が下界で力を行使できる触媒にもなるという

ありがた~~い物なのでした!

…というわけであーしの像に祈りを捧げた良平くんを神界に拉致…

ご招待したのでした~!」


(拉致って言ったよこのギャル…

あれ?トロ…?トロの反応がない…?)


「神界に居る時はヴェルトロとのパスは一時的に切らせてもらってるわ!

あ、ちなみに元の世界の時間は止まってるから

ニキちゃんも待たせることはないから安心してね!」


「ヴェルトロやニキちゃんの事を知ってる!?

…もしかしてずっと俺の事見てたんですか?」


「もちろん!ダンジョンで遭難した事、ヴェルトロ、ニキちゃんの出会い、

さっき冒険者ギルドに行ってた事も!ぜーんぶ知ってるんだから!

神様は何でもお見通しだし!」


「そうですか…で、このきったねえ部屋はなんですか?」


「へ…?あ…!そっかあーし自分の部屋で良平くんを…」/////


ギャル神さまが真っ赤になってもじもじしている。


(…よく見るとこの女神様…俺より背がでかいぞ…

2メートル近くあるんじゃないか?

初めて会った時は椅子に座ってたから気づかなかったが…

しかもいい感じのアスリート体系…いかんいかん!考えるな!)ドキドキ


「…あ♡ 良平くん今、あーしの姿にドキドキしたでしょ?

どう?あーしって良平くんのお眼鏡に叶う超絶的美女だと思うんだけど…♡」


「ちちちがうていうか心を読まないで!!」////

(この空気に飲まれるなのまれるな!)


「ねぇ…♡そんなキミ好みの女とお部屋で二人っきり…

何も起きないハズはなく…♡」ズズ…


プツン…

「…あぁそうだな。こうして部屋に招待してくれたんだ…

女神様にお礼をしないとな…」


俺は女神の方へ向かった


「へ?ちょっ…本当に!?」/////

(ヤバっ…良平くん本気であーしと…!?

どうしようからかったつもりだったのに!

神と人がえっちするのはダメ…

禁断の恋… あっ、なんか燃えてきた!

上等だし!あーしの初めて…良平くんに捧げるわっ!!)


駄女神様はベッドに倒れこむ。


「さぁ来て!良平くん!禁断の恋!やぁぁってヤるぜ!!」


がさっ…ぽいっ ぽいっ


「ん~~~~~????」


俺はゴミ袋を生成して散らかってるゴミを次々放り込んでいった。


「りょうへいくん なにをしてるのかな」


「ん?いや、お礼にこの散らかってる部屋を掃除してるんだが?」



「…な、なーんだ!べべべべつに今からあーしとエッとか

そんなこと考えてませーんから!!!」//////


「はいはい。じゃあ一緒に掃除しましょうね…ってなんだこのファイル?」

「あっ!?それ開いちゃ…」

ぺらっ

「は?」

ファイルをめくると中には

俺の裸(特にアレ)が写った写真のようなものが収められていた…

「」

「なにこれ」

「」

「なにこれ(半ギレ)」


「それは…えーとなんというかキミの記録をまとめた…貴重な…

あーもう!ええそうよ!!何!?悪い!?

あーしは良平くんの裸を見たかったから写真にしました!!!

神であるあーしが好みの男をどうしようと勝手でしょ!!」


(逆切れされた…)


「あーしの加護もあげたし、

…良平くんが死にそうな時…

本当はいけないんだけど手だって貸してるんだから…」ぽろぽろ


「加護…?まさかスペクトラって…それに死にそうな時…?

まさかあの門に転送されたのって…」


「…そう。本当は何もない場所のはずだった…

けど良平くんが死ぬのを決意してたから見てられなくって…」ぽろぽろ


(…)


「…ごめんねっ!勝手な事ばかり言って…今、元の場所に戻すから」

「待ってくれ」


「えっ?」


「俺がこうして無事でいたのは女神…いや、スペクトラ様のおかげだったんだ。

俺は何も知らなかった。ここまで女神様に目をかけて貰って…

スペクトラ様。本当にありがとう。心から感謝しますよ。」


「良平くん…」


「…けどこのファイルは俺が預かりますね?できればそういう時は

見ないで貰えると嬉しいです。」


「うーん…なるべく…善処はするね!」


「なんか歯切れが悪いけど…まあいいっすよ…

じゃあ掃除手伝うんで触ってほしくないものあったら教えて下さいよ」


「うん!」

~~~~~

4時間位だろうか?

俺とスペクトラはたまにダべったりしつつ、

部屋の掃除を完了させた。


「えへへ♡ありがとね良平くん」


「色々してもらったんだからこれくらいはさせてもらいますよ。

じゃあそろそろ元の所に戻りたいです。俺がここに居たら

色々マズイでしょう?あなたに迷惑は掛けたくはないんで。」


「…そうね、ありがと。

あ、それとこれも持って行って!生成…」シュゥゥゥ…


スペクトラが生成したのは自身の像(等身大)だった。


「うおぉ…(困惑)どういうこと?」


「えへっ♡これがあればいつでも良平くんとお話出来るでしょ?

お家に飾ってもらえると嬉しいな…♡

あっ!やっぱ裸の像にしておけば良かった?今作るから」

「いやいらないです。…まぁありがたく受け取っておきます。

飾るかどうかは…アレですが」


スペクトラ像をアイテムボックスに閉まった。


「遠慮しないでよ~♡

…それじゃ、またね良平くん」


「はい。…また。」ニコ


シュゥゥゥ…


「行っちゃった…」


『 また 』ニコ


「…本気で好きになっちゃったかも…」


――――――――――


気づくと元の礼拝室だった。


「戻ってきたか…ここの時間は止まったままだったんだよな?

一瞬で滅茶苦茶疲れた気分だ…」


ふとスペクトラ像を見上げると


「うっ!?」


似てないスペクトラ像は何故かバージョンアップされ

本来の見た目に更新されていた。


(おいおい…これ俺がやった仕業になるんじゃ…)

((良平?どうかしたのか?))

(後で話す…)


「…うん。逃げよう(白目)」


ガチャ…

静かにドアを開ける。


「あら、祈りをお済ませになられたのですね。

宜しければ…ご一緒にお茶などいかがでしょうか…?」


「!? あ…えーときゅ、急用でまたいずれ!」ソソクサ―


「あっ… あんなに汗を…どうなさったのかしら…?礼拝室で何か?」ガチャ…


「まぁっ!?これは…救済神様がこんなにも神々しいお姿に!

はっ!まさかあのお方が…そうよ違いありませんわ!

あの方はきっと神徒様に違いありませんわ!」


~~~~~

神殿前


「ぜー…ぜー…まじで焦った…」

((良平よ礼拝中何があった?一瞬だがお主との繋がりが切れたが…))

(あぁ…実はな)


~説明中~


((なんと…女神の元へ行っておったとは…

しかし直接的な女神の寵愛など今まで聞いたことないぞ?

まじですごいな良平…))


(確かにとんでもない事だけど本人はかなりの駄女神だったぞ。

色々良くしてもらってるけど…少し複雑な気持ちだ…)


「あっ!リョーヘー!」


「おぉニキちゃん…」


「お祈り終わった?これからどうする?」


「うん、エミリアちゃんのお土産探しとこの国の食材を見て回りたいかな」


「おっけー!じゃあ行こっ」

ニキちゃんは俺の手を握って走り出す。


~~~~~

市場


通りには屋台や露店が並び様々な物が売られていた。


ガヤガヤ

「いらっしゃい!」

「はい!本日はこちらがお得だよ~!」

「これ頂戴!あとこれもね!」

にぎにぎ・・・


「この街は活気があっていいなぁ…」


「そこのイケメンニーサンと鬼っ子のカップル!

野菜買ってかないかい!?」

オークらしき男に呼び止められた。


「お。野菜かぁ!どれどれ…」


この世界の野菜は俺の世界と比べると中々の歪さがあった。

大根らしきものはカボチャのように丸く、カボチャは大根のような見た目…

野菜の形が別の野菜と入れ替わってる感じだ。


(フフ、面白い…)

((楽しそうだな良平))

(あぁ!見たことない食材は見てるだけでも

想像力がかき立てられるよ!)


(お、この人参みたいなトマト…いい赤みじゃないか)

「すみません、この野菜って何ですか?」

「それはトメトーだ。ニーサンこの辺りの人間じゃないね?

よし!そいつを試食してみな!買うかどうかは食って決めてくれ!」


(なんとも気風の良い店主だ。不味くても何個か買っていこう)


「そうですか!では頂きます」パク

(おぉ!この水々しさにやさしい甘味と丁度良い酸味だ…!

調理しても良いがこれは冷やして塩だけで食べるのもいいな!)


「うまい!これ10個買います!」

「お!ニーサン分かってるじゃあないか!

よっしゃ!10個銅貨10枚だがおまけで8枚でいいぜ!」

「! なら12個買うからキリ良く10枚払わせてもらおうか!」

「ハハハ!一本取られた!気に入ったぜニーサン!また来てくれよな!」

「ええまた来ます!では。」


「リョーヘー楽しそうなのだ!

ここの商店街はいい人が多いからアタシも好きだぞっ!」


「あぁ!いいなぁこの雰囲気。

このトマトは茹でてダシにつけて冷やし…

そうだ、ニキちゃん。

エミリアちゃんのお土産なんだけどどんなのがいいと思う?

女の子の好みってどうもわからなくてさ…」


「うーん…あたしだったら…

リョーヘーからもらえる物だったらなんでもうれしいぞ!」


「うーん、そういうものなのかな?女の子ならアクセサリー?

いや、まだ子供だからまだ早いか…?」


((良平よ、あそこに玩具売りがあるぞ))


「お、玩具売り…!見てみよう」


「いらっしゃい!何かお探しかい?」


「ええと、小さい子…女の子なんですけど

どんな物を買って帰ればいいか…」


「女の子向けか…こんなのはどうだい?

つのつのベアー人形!女の子にならこれが一番売れてるよ!」


つのつのベアー人形…

例えるとテディベアにかわいい角が生えた人形だ。

俺は男だが確かにかわいいと感じる。


「なるほど。これお幾らです?」

「銀貨2枚だよ!」


この世界の貨幣価値は俺の世界換算で大体

銅貨1枚=100円

銀貨1枚=2,000円

金貨1枚=15,000円

という感じだ。

この人形は4,000円だ。


「なるほど、ではそっちの白い方を買いますね。」

「まいど!」



(さて、エミリアちゃんのお土産も買えたし食材探しの続きを…)


ブルルル…

連絡水晶が震えた。ハートランドさんからだ。


「もしもしハートランドさん」

『りょ、良平さん…あのですね…』

「?」

『その…魔王様が良平さんに会いたいと言うので…

魔王城までお越し頂けませんか!?』

「えっ?」



ハートランドさんからの連絡はまさかの魔王城への招待だった。



































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