第43話 情報収集能力
「は~、これで体を大の字で寝れるってもんだ」
「あんたはいっつもそうじゃないか?」
「二人の時は違うだろ?」
私はもういい年なんだからやめてよ。大雄さんは色気が増したなぁ。
「「「三代目ぇ、自分達はこれらを海に沈めてきます!証拠に写真も撮りますんで」」」
大雄さんの目つきが違う。
「頼んだぞ、お前ら!」
「「「うすっ」」」
朔斗君は祖父だけど、いいのかな?いいんだよね。だって自分を虐げるような祖父だし。
「俺は茜が心配だ。見てくる!」
似てる…。大雄さんもあんなだった。
「三代目が白虎商事のことできない時、大海さんが結構働いてくれてたんですよ?」
「そうなのか?あいつは使えるのか?」
「よく考えて下さいよ、自分が姐さんと結婚した時の年齢ですよ?」
「そうだな。そう考えると、仕事が出来て当然か…。大輝はまだ秘書にはなれないもんなぁ、高校を卒業しない事には秘書検定がなぁ。技能としてはかなりのもんだと思う」
「そうですね。情報収集能力はかなりのものだと思います。なので、川野が大輝さんにPCの使い方なんかを教えてもらってるんですよ。川野は次期若頭ですからね。彼が大輝さんのように情報収集能力に長けていたらかなりの戦力となるでしょう」
「戦力は要らないんだけど、情報収集能力はいいなぁ。しかし……大輝とマンツーマン指導なのか…」
「不満でしたら、三代目も同時に指導されては?」
「ダメなんだよ。スマホは生きてくれるけど、PCは触っただけで壊れるんだ」
大雄さんはクラッシャーなんだ…。静電気体質なのかしら?
大輝と朔斗君かぁ。年齢差が8才か9才くらい?年齢を重ねればたいして感じないけど、大輝は15才だし今は23才の朔斗君はお兄さんかな?実際に大志と一才違いだし。
大雄さんとしては、胸がセックスアピールポイントになってる大輝と朔斗君を二人きりにしたくないんだろうなぁ。
「三代目?それならあたしが大輝にPCを指導してもらおうか?まだまだ稚拙だし」
「うん、まあそれなら安心できるな」
安心―――やっぱり不安だったんだ。二人っきりでの指導。
「あたしも大輝みたいに情報収集できたらカッコいいだろ?」
「「姐さんはそのままで十分カッコいいです‼」
組の若い衆は私のファンかなんかか?三代目に半殺しにされるよ?
年齢がなぁ、既に秘書をやってるような年齢だったら18と26か…。まあ大丈夫だ。15と23より良い。
やっとのんびりと自室に戻ることが出来た。
年齢と言えば、大雄さんは年を重ねるにつれてなんだか色気を増してるような気がするのは気のせいかな?
私はどうなったんだろ?当初、色気について「追々」って大雄さん言ってたけど。
「大雄さん、私に色気はつきましたか?」
「ゴホッゴホッ。オマッ、今それを言う?ああ、もう20年以上前から色気はある。それからは年を重ねるごとに色気は増してるかな?」
「大雄さんと一緒ですね、大雄さんは最初から色気がありましたけど、年々色気がマシ増してるもの!」




