第32話 友人との再会
「久しぶり~!大学以来時じゃないの。元気してた?」
「もちろんよ。旦那もいるし、その旦那だってRRカンパニーって結構おっきい会社に勤めてるんだー」
「へぇ、で今日はエミの旦那さんも来るって言ってたじゃん。会いたかったなぁ。どんな人がエミの旦那になったのかって興味ある~」
「ちょっと遅れて来るって言ってた。それまで女同士でおしゃべりしましょ」
龍二さんの報告書だとエミも薬漬けなのよね?今のところそんな感じしないけど、血液検査をすればわかるわ。
「実は私も結婚してるの。旦那様は今日も仕事中よ(多分そこらで私達を見てる)」
「えー?私だって会いたかったぁ。蘭ってば大学時代からモテモテだったのに、男にちっとも靡かなくてさぁ。女好き疑惑すらあったのよ?」
「やめてよ、娘だっているのよ?一人。もう24才だったかしら?娘も結婚しちゃった」
「蘭に似てるんなら美人なんだろうなぁ。あ、ユウター!」
「初めまして。管ユウタと申します。これでもRRカンパニーに勤めてます」
外面は全くわからないわ。新型の薬なのかしら?
「初めまして、新橋蘭と申します。えーっと、単刀直入に言うと、RRカンパニーは薬漬けよ」
「蘭さん?冗談キツイなぁ。なぁ、エミ?」
「そうよ、あんな大きな会社がそんなことするわけないじゃない」
「収入に対して、残業が多いんじゃないですか?残業手当は?疲れはないんですか?必ずドリンクとかなんか渡されませんか?」
ユウタは思うところがあったようだ。
「確かに10代の時みたいに体が動くな。疲れとは無縁だな。ドリンクはいただいたけど、ただの栄養ドリンクですよ?」
「それはオカシイですね。PC作業をすれば大抵の場合目が疲れます。視力が落ちたとかもないんですよね?そのドリンクですが、蓋は自分で開けるのですか?」
「上司が開けてくれています。視力は…変わらずですね」
蓋を開けたところに、サラサラっと入れるのかしら?
「できるなら、二人とも私が今住んでいるところに行かない?娘もいるわよ?」
「何故か上司に『今日会う女には気を付けろ』って言われてるんだよね。なんでプライベートに口出しするんだろう?」
「RRカンパニーのことを外部に話したくないからよ。だから家族まで社員寮だし。普通は単身者が暮らすところだけど、RRカンパニーは違うのよね」
「「なるほどね」」
菅夫妻が右手を上げるとどこからか男衆が4・5人現れた。
「ゴメンね。蘭を100%信用できなくて」
「いいのよ。こっちは更なる護衛がついてるから。龍二さんってば過保護♡」
私についてるボディーガードは10人以上いるみたいで、菅夫妻を含めてその男衆も白虎組へと連行しました。




