第十二話 修学旅行準備②
さて、テスト期間が終了し、修学旅行まで一週間を切るというところ。今日は、修学旅行について、プランの発表や、バスの座席決めなどがあるらしい。後者はいいとして、前者はなんのためにやるのかって?なんでも、修学旅行についての事前知識を深めてほしいんだとか。まったく、テスト明け直後にやること増やさないで欲しい。
「〇〇に行きたいと思っています。〇〇にとは…。」
と、こんな感じで次々クラスメイトが発表していく。わたしたちの班は次だ。
「ねぇ、なんでこんな時期にこんなことするのかなぁ?莉絵。」
「それ、テストのときも同じこといってたよ、紗夜。」
はて、そんなこといったっけかなぁ?まぁこんな感じで紗夜には一蹴されてしまい、私は暇を持て余していた。え?じゃあ発表を聞けばいいって?いや、同じところ行くんだから、大体同じことしか言わない発表のなにが面白いのだろうかという話である。だが、莉絵は私とは対照的に、かなり聴き込んでいるらしい。そんなにおもしろいかなぁ…?とか考えているうちに私達の番が回ってきた。
「では、発表を始めます。」
「私達は、沖縄の海、元轟壕、アメリカンタウンに行きたいと思っています。」
(作者:この世界は現実世界とは微妙に世界線がずれています。ご了承ください。)
「え〜まず、沖縄の海の美しさについて紹介します。」
私が沖縄の海について話す。そして話し終わり、
「続いて、元轟壕について紹介したいと思います。まず、ここには幽霊が出るらしいです。」
この発言を聞いて、大半のクラスメイトは怖がったり「うそだ〜。」とか言ったり。数人どうでも良さそうな顔をした人もいた。が、しかしほかは特に何もなかった。で、雨宮くんが話し終わり、
「最後にアメリカンタウンについて紹介します。」
と、紹介するのはいいものの、特に何にも起きなかったため、そのままぬるりと終わった。
「さて、これで全部終わったな。どうだ?知識は深まったか?」
と先生がまとめの言葉を発すると、クラスメイトは「みんな同じじゃん〜。」「対して内容変わんない〜。」
と言っていた。先生は苦笑いで、
「しょうがないだろ、行くとこ一緒なんだから。」
と言った。先生がそう言っちゃうのなら、ますますこれやる意味なかったのでは?と思ってしまったが、ココロの中にしまった。




