第十三話 修学旅行準備③
少々今回、長めです。ご了承ください。
「次は、バスの座席決めするぞ〜。」
先生がそう言うと、”待ってました!”というようにクラスメイトの目は輝いていた。まぁ、どうせ幼馴染の隣になりたいだけなのだろう。まぁ私は莉絵と話すか、寝るかの2択しかないのでバス移動などどうでもよいのだが。
「別に席なんてどこでもよくな〜い?」
と、莉絵が言う。
「実太の隣がいいんでしょ。あいつのどこがいいなんて、イケメンでクールなとこしかないじゃん。」
「しっかりいいとこわかってんじゃん。」
と、莉絵に茶化されてしまった。いや、しょうがないでしょ。事実なんだし。
「しっかし、あのイケメン2人はすごいねぇ。クラス中の女子全員が囲ってるよ。あ、じゃんけん始めた。周りの男子が羨ましそうにみてら〜。」
ふと、莉絵がそんなことを言うから、少し覗いてみる。すると本当にしているではないか。じゃんけんを。
「じゃんけん?w いや、そこまでするくらい席となりがいいのか。せいぜい4時間くらいでしょ。空港に行くまでの時間と、ホテル行くまでの時間、その他もろもろ。そんなに熱くなれるのがすっごいわぁ。」
と、私は吐き捨てるように言う。
「あんたと違って、いつでもお近づきになれるわけじゃないからね。必死なんでしょ。特に雨谷くんは、女子に冷たいしね〜。」
「いや、別に近づきたくて近づいてるわけじゃないし。あっちがかってによってくるんだよ。」
「まてまて。それは爆弾発言過ぎるぞ紗夜。みんなじゃんけんに必死だからいいけど、この話聞かれてたら夜道襲われるよ?」
いや、流石にそこまで…あるかもしれないのがうちの女子のコワイところだ。なんやかんやあり、イケメン2人は一番後ろになった。そして近い順に女子が決まっていった。どうやらクラス内のカースト順のようだ。男子はちょくちょく紛れてるが、大半は前側である。女子恐るマジ…。(私達は一番前になった。)




