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音無集★オトナ詩集  作者: 音無威人


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93/93

人は俺を怪物と呼ぶ

 人は俺を怪物と呼ぶ

 ただ力が強いというだけで

 ただ頑丈というだけで

 ただ死ににくいというだけで

 それだけの理由で俺を化け物扱いする

 普通の人間なのに

 みんなと何一つ変わらないのに

 どうして恐れる?

 なぜ排除しようとする?

 なんで個性を異常だと決めつける?

 俺は生きているだけなのに




 人は俺を悪だと決めつける

 ただ見た目が怖いというだけで

 ただ偏屈というだけで

 ただ人付き合いが少ないというだけで

 それだけの理由で俺を悪者扱いする

 悪人ではないのに

 みんなと何一つ変わらないのに

 どうして怖がる?

 なぜ除け者にする?

 なんで人間性を否定する?

 俺は何もしてないのに




 人々という生き物は残酷だ

 いくらでも非情になれる

 一人の人間を追い詰めることに

 何の疑問も感じない

 罪悪感すら抱かない

 多数派の正義の前では少数派の正義は悪に塗り替えられる




 人々が俺を怪物と呼ぶのなら

 人々が俺を悪と呼ぶのなら

 俺は人々を人間の皮を被った悪魔と呼ぼう

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