表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/118

跨るものは

ロロの前に大きな背中が見えた。その後ろ姿でがっちりとした逞しさが伺えた。ゆるくパーマがかかったような短い髪をした男が、真っ黒なつなぎの作業着に身を包んでいた。大きな男の足元には大きめのマットレスのような雑巾が見えた。

ヤヤは雑巾に立って月空を横切っていた。

ロロに気づくと、ヤヤはふふんと嘲笑うような笑顔を見せた。

「箒だなんて。」

ロロは返す言葉がなかった。そして、少し躊躇して竹箒の柄に立ちあがった。

実にバランス良く、ロロは少し自分でもびっくりするくらい、難なく柄に立ち、空を飛んでいた。

ヤヤはその様子を見て、口笛を吹いて称賛した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ