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エピローグ

 あははははははは!!!

 最後の最後でつまらない人間になりましたけど……途中の絶望はなかなかのものでしたね。特に、自分の力でもなんでもないのに会社などを俺の俺の言い張るところは、見事なクズっぷりでした!

 彼に与えた知能は取り上げてしまったから、元の頭脳に戻ったわけですが――それでもやれることはまだあるでしょう。

 しかしだいぶ楽しませてもらいました。その頑張りに免じて、彼女たちから嫌われる……なんてことはないようにしてあげましょう。

 しかし人間のクズも、何周も何周も人生を繰り返していれば多少はマシな人間になるんですね。最後はリセマラはもうしないって言っていましたし。

 ああ、楽しかったですねぇ。人間のクズを見付けてその人生を無茶苦茶にする遊び。

 ……そういえば、皆さんに私の正体を言っていませんでしたね。まあもう殆どの人が分かっているとは思いますが。

 一応、ヒントを。

 何もしてないのにやってくるものは――得てして災厄と言われる類いのものです。まして、私は彼がなんの努力もしていないのに力を与えました。それが何のためかは賢明な方は分かっていると思います。


「あーあ……異世界に転移してチート無双してぇなぁ……」


 ……おや、これまた面白そうなクズを発見しましたね。

 では今度は彼の人生をのぞかせてもらいましょう。

 玩具(にんげん)というのは――本当に面白い。


完結です。お読みいただきありがとうございました。

少しいつもの俺が書く作品と違う雰囲気でしたが、いかがだったでしょうか。

ではまた別の作品でもお会いしましょう。

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