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不正はヨクナイヨ

間あきました。

短いです。

酒を飲みすぎたレンリはそれから本戦が始まる前日までずっと寝込んでいた。

ほかの地域の予選では二人がCランク冒険者で一人がBランク冒険者になっていた。


レンリのようなDランク冒険者が本戦まで出てくるのはとても珍しい。

そのため今回の武闘大会は荒れるのではないかと予想されていた。


全ての選手が出そろったところで今回の武闘大会の順位予想会が開始された。


毎年、武闘大会の裏で金を賭けて順位を予想し当たりはずれを競ういわゆる競馬みたいなことをしている。

気になったので見に行ってみることにした。


優勝候補はこの都市最強と言われている宮廷騎士団団長のシュナイザーか、女性唯一のSランク冒険者で剣姫の二つ名を持つカナリアだと言われている。


シュナイザーってなんかかっこいいな。

いかにも強そうな名前してるよな。

カナリアはなんか、うん、すごい普通。


レンリの一回戦の相手はシードで出場してきたAランク冒険者のムノ・デルロンテという人だった。

この人はグランデのなかでも数少ない大貴族、デルロンテ伯爵家の長男だった。


なんで貴族の方が出場してるんですか?

貴族相手にするとか嫌なんですけど・・・

特に威張り腐ってるクソ雑魚貴族とか。

それより、なんでこう貴族が多いのかな?

こいつらぼこぼこにしてもなにも言われないよね?

そこがとても怖いんですけど。


そうこうのんびりしているある男二人組が近寄ってきた。


「やぁ、君がレンリ君かい?知ってると思うけど僕はムノ・デルロンテだ。君の次の対戦相手だよ。」


そこに来たのは身体中が贅肉と言う名の贅肉で溢れかえっていて、そしてブサイク。

どう考えても中年おっさんにしか見えない奴だった。


・・・いや、知らんし。

なんだこのデブブサイク。

本当にこいつ貴族なのか?

鑑定してみてもどう考えてもAランク冒険者には見えないんだけど、権力使ってパワーレベリングした雑魚か。

でもなんか荒事起こしたくないから丁寧に。


「あぁ、どうも。よろしくお願いします。」


するとデルロンテは無精髭をさすりながら、


「ほうほう、こんなに小さいのに強そうじゃないか。僕の側で働かないかい?給料はうんと弾むよ?」


なんてことを言ってきた。

そして、


「まぁ、それは置いといて・・・君、次の試合負けてくれないかい?金はいくらでも出すし、なんでもするよ?だから負けろ。」


でたー貴族あるある金出でつる作戦!

なんとまぁ、アニメや漫画でよくあるやつが本当に現実で起こるとは!


「なんで?やだよ」


当たり前のように断る。

でもここで断ったらめんどいことになるんだろうなー。


「理由なんてどうでもいいだろ、金はいくらでもつむぞ。だからさ負けろよ。」


「やだね、それにいつか調子乗ってる馬鹿をけちょんけちょんにしてみたかったんだよね。だから無理。」


「このクソガキ貴族様にそんな口きいてただで済むと思うなよ!」


「はいはい、そうですか。」


うっわ、怖ー。

なんか夜に殺しに来そうでこわー。


二人はそのまま去っていった。


どうせ今までもそうやって勝ってきたんだろ。

そんなやつらぼこぼこにしてやんよ。










最後まで見ていただきありがとうございます。

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