46.幸せな生涯 フレデリック視点 フレデリックルート
アンネが僕を頼ってくれて、シーモア王国に一緒に帰国して、アンネと子供達が幸せそうに暮らしてる姿を見れるようになり、僕も幸せだった。
アンネがリオネルに離縁を告げた時に、「愛しています、リオ様。」と言い、抱き合いながらキスをする2人を見た時は、胸が締め付けられるように痛かった。
アンネからリオネルを「愛してる」と言ってるのを聞くのも、2人が抱き合ってキスをするのも初めて見て、激しい嫉妬に駆られた。
リオネルの片想いで、アンネはリオネルを愛していないって思いたかったのに、現実を見せつけられた気分だった。
それでも、ボーフォート王国で辛そうなアンネと子供達ばかり見ていると、本当にシーモア王国へ連れて来て良かったと心から思った。
ただ、アンネがロランと一緒に暮らすようなり、ロランへ好意を寄せ始めてるのが気に入らなかった。
ロランがいい男だから、余計に焦る。
僕はアンネに熱烈なプロポーズを続けた。
アンネに会いに行っては、愛してる、結婚しよう、妃になってと迫った。
アンネも、独身になった事により、今までのようにガードが固くなく、よく赤くなる顔が堪らなくかわいい。
シーモア王国へ帰国してから9ヶ月、ついにアンネが私のプロポーズに『はい』と答えてくれた。
天にも昇る気分だった。
アンネの背中を押してくれたジョエルに、心の底から感謝した。
6年近くアンネに熱烈に求婚をし続けて、ようやくアンネが私を好きになってくれたのだ。
気が変わられては困るから、婚約発表と結婚式を急いで準備した。
そして、ついに今日、アンネと結婚式を迎えることができた。
いつも美しいアンネが更に美しくなっていて、見惚れてしまう。
絶世の美女とは、正にアンネのために作られたような言葉だ。
誰もがアンネに見惚れている。
4歳のレティシアがフラワーガールをする姿は、とても可愛らしかった。
盛大な結婚式で、大勢の人から祝福された。
僕の恋をずっと応援してくれていた両親は、感動して涙を流していた。
そして、初夜。
僕はいつになく、とても緊張していた。
結婚したのだから大丈夫だと思う反面、もしもアンネに嫌がられたらと思うと気が気でない。
私とアンネの2人の寝室にアンネが来てくれなかったらどうしよう。
6年間拗らせた片想いは、僕を不安にさせた。
意を決して扉を開けると、アンネがベッドの端に腰掛けて座っていて、安堵した。
「ごめん、アンネ。待たせちゃったかな。」
「いいえ、私も今来たところですので。」
アンネの隣に腰掛けたけど、緊張しすぎて会話が続かない。
アンネの手を握ろうとすると、少しビクッとアンネがして、アンネも緊張してるのが伝わって来た。
「…緊張してる?」
「はい。。少し、緊張してます。」
「僕もなんだ。アンネ。その…僕は初めてだから、もしも至らないところがあったら、ごめん。今だって、アンネをちゃんとリードしたいんだけど。」
「フレデリック様、そんな事気にしないでくださいませ。私こそ…その、初めてでは無い事を申し訳なく思いますのに。」
「僕はそんな事気にしないよ。ごめん、やっぱり他の男がアンネを抱いたって思うと嫉妬しちゃうけど。これからは僕だけだよ。アンネ。愛してる。」
「私も愛してます。フレデリック様。」
アンネにキスをする。
いつもの触れるだけのキスから、少しずつ深くキスをする。
「んっ。」
アンネの艶やかな吐息が漏れて、僕は理性を失った。
結婚するまでとずっと我慢していたから、もう限界だ。
アンネをベッドに押し倒して、キスをする。
アンネの形の良い膨らみに触ると、官能的な声が漏れ出す。
頭の中はアンネでいっぱいだ。
「アンネ、愛してる。」
「んっ、ふぅ、私も、愛してます。フレデリック様。」
アンネの艶やかな声と、上気した顔に、ますます歯止めが効かなくなる。
はやる気持ちを抑えきれずに、ネグリジェを脱がすと、初めて見るアンネの美しい体が見えた。
「隠さないで、アンネ。とても綺麗だ。」
隠そうとするアンネの手を取り、そのまま体に口付けていく。
アンネの口から、絶え間なく艶やかな声が漏れる。
「あぁ、フレデリック様。恥ずかしい…ふぅ…です。」
恥じらう姿も可愛くて、僕の欲情を掻き立てていく。
アンネと一つになった瞬間、今まで感じた事がない程の強い快感が襲って来て、我慢するのに精一杯だ。
これ以上無い幸福感に包まれる。
「ずっと、こうしたかった。アンネ、愛してる。永遠に。」
「私も愛してます、永遠に。フレデリック様。」
アンネに深く口付けてから、動き出す。
アンネが私自身で快楽に溺れる様は、私の欲情をどんどん煽っていく。
「あぁ、フレデリック様っ。」
「アンネっ。愛してるっ。」
アンネと結婚してから、目が覚めると、アンネが私の隣に眠っている事に、毎朝感謝をした。
眠っているアンネを抱きしめてキスをすると、アンネのいい匂いと、抱き心地のいい体に、これ以上無い幸せを感じる。
「愛してる、アンネ。」と言うと「私も愛してます、フレデリック様。」と言ってくれるのが、夢のようで、何度でも「愛してる」と言ってしまう。
アンネの妊娠が分かった時も、アンネとの子供が無事に産まれた時も、僕は飛び上がる程喜んだ。
シルヴァンとロランはアンネを愛していながらも私の妃になったアンネを口説けないけれど、リオネルだけは変わらずにアンネに愛を囁きながらアンネを口説き続けた。
アンネがリオネルに頬を染める度に、僕は気が気でなくて、リオネルに対して最大限の警戒をした。
幸せそうなアンネと子供達を見る度に、僕はこれ以上無い幸運を感じ、感謝をする。
僕はアンネと共に、幸せに包まれた人生を送った。




