出逢い、芽生える
初めての恋愛小説に挑戦してみました!
まだまだ不慣れですが、良ければ見てってください!
小鳥のさえずりが聞こえる晴天の日の朝、ある一人の少女は目覚めた。
[ふぁ~~]ゴシゴシ
目を拭い、起きたのは今日から高校へ進学する"櫻井 結衣 (さくらいゆい)"。
長い黒髪をおろし、可愛らしい容姿をした美少女。
[わ!もうこんな時間!?]バサァ
しかしドジっ子である。起きたのは始業式に間に合うか間に合わないかの時間だ。
急いでまだ着たことのない制服に着替え、軽く髪を整え、朝食を...食べる時間がないので食パンをくわえる。
こんなベタな展開があるだろうか。鞄を手にドアノブをひねり、家を出る。
[行ってきまーす!!]
食パンをくわえて走る様は少女マンガのようだが、さすがに道の角で男の子とぶつかる何てことはない
...決してフラグではない。
此処か高校まで徒歩十分と行ったところだろうか、始業式まであと七分弱。走れば間に合わない事もない。
入学初日からこれである、道行く人は食パンをくわえる様に苦笑いしている。
先が思いやられる。
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[はぁ、はぁ、はぁ]
同じクラスになった人達はまだ教室でざわついている人もいれば廊下に出ている人もいる。
ちなみに道の角で男の子とぶつかったりはしていない。
間に合った。ホントにギリギリだった、他の生徒たちは廊下に並び始めている。
急いで同じ列に並ぶ。男女二列の並びのためすぐ隣は男子である。
ふと隣を見ると、真っ白な髪の青年がいた。
他の生徒たちも彼の事が目に入っているようだ。
その面立ちからして彼に中性的な印象を持てる、結衣は彼の事が気になり始めた。
これから始業式だ、校長からの挨拶、入学生の点呼、等々が取り行われた。
しかし、結衣の頭の中は彼の事で一杯だった。
これは私と彼の恋物語だ。
まだまだ書く予定ですので次回も良ければ見てってください!