~正体~
第2話、彼の正体がこの話で明かされる!
始業式が終わり、教室で荷物をまとめ帰る準備をする。
しかし、まだ彼の事が頭から離れない。
彼も今は帰る準備をしている。
名前すら知らないのだ、今なら聞けるかも知れない。
ぎこちない歩みで彼に近く、そして口を開いた。
[す、すみません!!]
まずはこちらに気付いてもらう、彼はゆっくりこちらをふりかえる。
純白の白髪を揺らしながら無言でこちらを見る
[あ、貴方の名前、教えて?]///
何故私は頬を赤らめているのだろう、自分でも分からない。
そして、彼の名前。
[....東條 白 (とうじょう はく)]
ハク。
彼は用が済んだので帰ろうとする。
[ハクくん!また明日~!]
何故私は彼と距離を縮めたいと思うのだろう?
[....また明日]ニコッ
初めて彼の笑顔を見れた、素敵な笑顔だった。
何故私は彼と距離を縮めたいと思うのだろう?
これが"恋"というものなのだろうか。
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[アワアワアワアワ!]
家に帰ってからも彼の事が頭から離れなかった。
あの私に向けた優しい笑顔、思い出すだけでショートしそうだ。
流石に気持ち悪いだろうか?
ベットの中で悶絶していた、落ち着かないからとりあえずテレビを付ける。
ニュースの内容は路地裏なので起こっている無差別殺人事件についてだった。
死体は手足が跡形も無くなり、腹部は食い散らされておりとても人間がやった様には見えなかった。
[怖いなぁ]
そう、人間がやった様には見えなかった。
突如ベランダに不吉な気配を感じた、音も聞こえる。
誰か入ってきた、すぐそこに何かがいる。
泥棒だろうか?しかし、本能的に危険だと判断した。
台所に行き、音を立てずに包丁を取り出す、万が一だ。
いざとなれば刺す、過剰防衛にならない程度に。
そしてゆっくりと戸に手をかけ、ゆっくりと開ける。
そこには真っ白な髪の毛を真っ赤に染め、全身血まみれのハクがいた。
[ハ、ハクくん!!?]
動揺した、さっきまで想いをはせていた相手が血まみれなのだ。
[ハッハッ、匿ってくれ]
息を荒らし匿ってくれと言われて更に動揺する。
追われているのだろうか、ともかくも今はハクの事が心配だ。
救急箱を取りだし、手当てしようとする。
不思議なことに傷が血の量と見あわないほど少なかったのだ。
では、あの血は?返り血?
[ゴメン、突然]
突然の謝罪、
[.....]
[.....]
お互い黙ったままだ、先に静粛を破ったのはハクだった。
[路地裏無差別殺人事件]
[犯人は人間じゃない、そして僕も]バサァ
ハクの背中を破り出たのは髪の毛とは反対の真っ黒な羽根。
頭には真っ黒な角、手足は赤黒く鋭い爪。
彼は、
[...僕も...人間じゃないんだ]ピキ
"悪魔"という人間じゃないものだったのだ。
次回、彼の名は東條 白。
そしてその正体は悪魔!?
結衣はこの事実を受け入れ、彼を想う事は出来るのだろうか!?




