第29話 ・武閃の故郷2
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武閃
里に着き水を蓄えた外堀に城壁を囲む形に城壁はいつ見てもこれは可笑しい、たったの二人でそれも二日で・・・
それでもあの二人は気が付き聞いていたら!
里を囲む防壁が正しいのかそれを幾度か改造している、俺は手紙で知ったがもう既に3回は改造しているらしいがそれがバリスタを連射できる?
Aランクなら即時に発射し粉砕するのだが、Sランクまでも倒せるのが普通ではないがそれが普通だと他の仲間は言っている。
Sランクをバリスタで倒せる、いやいやそれはAランクが精々だろうがそれも追い払う程度だぞ。あの二人の考えている事が分らないんだよな、誰にも分らんだろうが錬金術や材料の配合など聞いていてチンプンカンプンだ。
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俺は里に入り直ぐに爺様の元に向かうが、久しぶりの里で会う親族や仲間と挨拶して里家に向かう。
「ただいま~ 久しぶり帰省しました」
家に入ると大きな声で帰省したことを言った。
家の奥から未だに40代とも言える姿の祖母が来た。
俺って祖母の年齢を知らない、一度聞いたが『女性に年齢を聞くのはダメだよ』その時は死ぬかと思った。
「お帰り随分と鍛錬したんだね、覇気が上がっている氣も抑えているが漏れてるよ未熟者だよ。でも活躍を聞いているよ」
「御婆様ご無沙汰してます、氣は微妙に身体に湯気の様にうっすらと張っていますが仲間には未だに未熟だと言われています。」
「そうなのかい! 今のままでも氣を張っているが身体中に纏うのは良いけどね、澱んでるんだね」
「ん?」
意味が分らん
「意味を分かってないね、悩みなそれで分かれば今の倍は強くなるよ」
「はい! 倍に?」
「最低でもだよ数倍になるよ、カイル君だっけ彼は相当に強いし氣&覇気&魔力の総合でバランスが一番いいよ、全員の二番手だけどねでもこれ聞いて何か言いたい事はあるかい?」
「御婆様二番手ではやはり1番をと・・・・」
「クックッ分らんか! あのパーティーで二番手の才能なんて奇跡だよ、全員の二番手なんだよ分るかい! ハッキリ言うけど世界最強と言えるんだよ。
全て他の冒険者や騎士団のトップの次だ、しかし冷徹な考えもあるしなにより自分を知っているしヤバい子だよ。」
「ん?」
「何でもないさ、だがカイル君だけは怒らせるような真似はよしなよ」
分っているのかね本当にさ。
「カイルの強さに恐ろしさは知っているよ、世界最強で最恐のパーティー『琥珀の庭』の中でも最強はカイルだと知っているよ。刀のみの戦いなら勝てるがハッキリと何でもありの戦闘訓練では勝った事が無いんだからさ、刀&槍&武術&魔法&氣&覇気を上手く使い10分も持たないしね。」
「何だい分かっているんだね、何をするにも最悪を想定して動いているの分るよ」
「でも剣術では勝てるが限定でしかないしね、カイルがパーティーの要と言うのは全員が思い知っているよ。何度かカイルが居ない依頼を熟すのに失敗したりとSSSランクでも失敗はするんだと他の冒険者に言われた事はあるしね」
話をしながら居間に向かう
「なるほどね、カイル君は並列処理が出来るんだしね、多分だが10位の考えを同時に考えている。だからメンバーと魔物を個体で見てんだよ戦闘中にだから命令が全て簡潔に決まっていたしね、何度か見たがアレは普通では出来ないよ、魔法も同時に操るんだよ普通はできない事をイヤ! 普通にしているのが恐ろしっかたさ」
「え! 婆様が恐ろしい?」
居間に着き
「座りな、あのねカイル君は自分を犠牲にして戦っているんだよ。以前に戦いを見たがパーティー全員を見て行動している、それに全てを予想して二手三手と先読みが凄いね本当に人間かい種族が違うと思うんだけどね」
流石だな種族まで思うなんてな、これは絶対に言えない話だしなパーティー全員の秘密だしな。
「そうですね、本当に稀に気分がいい時には他のパーティーに付いていきAランクの魔物に苦戦していたが、カイルが指示し始めたら連携が上手くなり倒した何て事は幾度もあるしな」
「なるほどね、やはり先読みが凄いんだね我が家の爺が負けるのも当たり前だ。」
「確かにん! そうだこれを見てください」
そう言うと【収納ボックス】から刀を出すと婆様渡した。
「これは一級品だねもしかして! カイルが打ったのかい?」
「そうだよ、これを渡されて鍛冶師の師匠に感想を聞いて来てくれと」
「里の中でも5本の指に入るね」
「マジかよ!! カイルは最近で一番のできだから頼むわ、そう言ってたが其処までかよ」
次話に続く




