69 調査結果
どうぞよろしくお願いします。
2日目の休みはユミエラやケビンやハーブも誘って、一緒に竜舎の近くでピクニックをすることになった。
ヨシュアに神寮や魔神寮に寄りながら先に竜舎の方に行ってもらうことにして、マリアと私はサンドイッチを作っていくことにした。
大量に作ったぞ。こんだけあれば、フレイとお父様にも差し入れできるはず。
竜舎に行くとみんなはもう集合してて、オーバとジョイが胸当てをつけて運動場内にいるのが見えた。
「ペスカ! フレイと竜騎士団に行ってくる!」
お父様が私を見て教えてくれた。
「えっ! じゃあ、これ持って行って!!」
私はサンドイッチの袋を二人分取り出し、駆け寄って渡した。
「荷物になっちゃうけど、二人分……」
「ありがとう、向こうで頂くよ」
みんなが歓声を上げる。
オーバがフレイを乗せて飛び立つ。軽やか!
ジョイがお父様を乗せて飛び立つ。力強い!
同じフレイムドラゴンだけど、個性とか癖があるのね。
「かっこいいなー」
ヨシュアが空を見上げながら言った。
「ペスカも乗れるんでしょ?」
マリアに言われて「ジョイには乗せてもらったことあるけど」と答える。
ユミエラとケビンが「いいなー」「俺も乗ってみたいな」と言った。
エースが笑った。
「フレイがもっと上達すれば乗せてもらえるかもな」
マリアが肩をすくめた。
「オーバはちょっと……」
ふふふ、確かに、まだ子どもっぽいしね!
ダンジョン探索の話は面白かった。
トラップとか偽装モンスターとか、私達の演習では全く縁のない話で、だからとても新鮮!
ハーブも興味深そうに聞いていた。
4、5年生になると長期休みの時に届け出を出せば、ダンジョンとか自然探索とか学校外での活動が認められる。
その機会を生かして、修行とお金儲けをしようとする人もいるとか。
ダンジョンのアイテムはかなり高額になることもあるから、いいお金になるらしい。
へー。お金儲けか……。
ヨシュア達は新しい薬草発見まではいかないかったけれど、希少薬草の群生地を見つけられたそう。
エースが急に言った。
「俺、来年魔神寮の副寮長になるんだ」
「えっ、おめでとう!」
私の言葉に苦笑いするエース。
「うん、ありがとう。でさ、キルシェのこと。
調査結果が出たみたいで、明日にでもフレイとキルシェとペスカに呼び出しがあると思うよ」
「なんで私?」と言いかけて、あ、そうか、苦情言われてたんだった! と気がつく。
「ペスカ、もう忘れてたの? らしいけど……」
エースに笑われてしまう。
「……うん、忘れていないけど、ほら婚約がどうなったかなという方が気になってるから」
「今日、竜騎士団の方でも進展があったんじゃないかな!?
このタイミングで呼び出しがあるということはそうじゃないかなと思うけど」
そっか!
次の日から授業が始まった。
放課後、私は学校長室に呼ばれる。
行くと、もうフレイが来ていた。
機嫌悪そうじゃない。昨日の竜騎士団の話、いい話だったんだんだな。
促されてフレイの隣に座ると他の人がまだ来ていないので待つように言われ、フレイと2人になってしまった。
「昨日のサンドイッチうまかった。ごちそうさま」
「良かった。後、誰が来るんだろう?」
「キルシェと村長と……、ミクラ団長も来るかもな。
竜騎士団の方で……」
その時、ドアが開いて、学校長、3年生の担当の先生、1年の担当の先生、ミクラ団長と文官かな? と思われる男の人が入ってきた。
そして、キルシェとダン村の村長が入ってきた。
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