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46 竜騎士達

どうぞよろしくお願いします。

「ラファイエト辺境伯爵領に入りました」


 ジェラルドさんが教えてくれた。


「辺境伯に御挨拶に寄って行きますよ」


 街と城が見えてきた。

 えーと、城の中に街と言った方がいいかも。


「やはり森が近いし、モンスターが街のすぐ近くまで?

 だから城壁で守る?」


「それもありますが、戦いの時の防衛ということもありますね。

 そのため、城壁の中に街や市などすべてが入っている形です。

 農地は外になりますが、人が作業している時は辺境伯の騎士団や竜騎士が守っている形です」


 その時、ジョイが急に首を上げたのに気がついた。


「ジョイ?」


「お迎えですね」


 ジェラルドさんが微笑む。



 前方から2頭のドラゴン。

 1頭は白いからアイスドラゴンだ!

 もう1頭は緑だからグラスドラゴンだろう。


 どっちも初めて、本物を見る。


 すれ違ったと思ったら空中で回転して隣に付けてきた。


 赤いジョイの両隣に白と緑のドラゴン。


 悠々と飛んでいる。


 これは地上から見てたら、かっこいいんだろうな~!


 

 そのまま城の上まで飛んで、石造りの広いテラスのような場所に旋回しながら高度を下げて行き、最後はホバリングのような感じでドンと着陸した。


 技術がいりそうだけど、こういうピンポイントな着地もできるんだ。



 ベルトを外し起き上がる。


「ジョイ、ありがとう!」


 お礼を言いながら今まで自分がくっついていた背中を強めに撫でるようにした。


 ジョイが頭を下げて「クエッ」と返事してくれる。


 少しは仲良くなれたかな?

 また背中を滑って降りる。これ楽しい。


「挨拶だけですので、このまま行きましょう」


 ジェラルドさんの言葉にジョイを見ると、荷物を背負ったままだけど、水とご飯を用意してもらい食べ始めてた。

 何かの肉と果物だ。


 離れたところにアイスドラゴンとグラスドラゴンが着地してる。


 グラスドラゴンの竜騎士は若い人だった。


「彼がフレイの前の卒業生ですよ」


 ジェラルドさんが教えてくれた。


 あ、7年前の卒業生!

 とりあえずぺこりと少し会釈して、先を歩くジェラルドさんを追いかけた。



 ラファイエト辺境伯爵は私の父よりちょっと年上かな?


 挨拶の途中でふたりの竜騎士も合流した。


 若い人は辺境伯の息子さんでアルベルトさん。

 アイスドラゴンの騎士はアルベルトさんの指導役でここの担当のエーリクさん。



「学生のうちにもうお相手さんを見つけているとは本当に幸運な彼ですね。

 アル、お前も早くお相手さん見つけろ!」


 辺境伯に、つまりお父さんにアルベルトさんは言われて苦笑してた。


 そうだよな……。

 ジェラルドさんの話でも、竜と出会った時に竜のお相手さんがそばにいたんじゃなかったし。


 普通は騎士が竜と出会って絆を深めてから出会うものなのか!?


 やはり、私はこの世界にとって……。



 ジェラルドさんの領地は辺境伯の城外。

 近くのぶどう園を含む村なんだそう。


 その村とぶどう園、そしてワインの醸造所の責任と権利を持ち、近くの屋敷でジョイと暮らしているんだって。


 ジョイがいることでモンスターもあまり近づいてこないとか。


 ここ2~3日は王都に出ていたから、アルベルトさん達がパトロールしてくれていたそう。


 そんな話を聞きながらジョイの所へ戻る。



 フレイムドラゴン、アイスドラゴン、グラスドラゴン。


 並んでいるとすごいな……。


 アイスドラゴンは純白な毛並みが美しく高貴という感じだし。

 グラスドラゴンは緑のグラデーションがキラキラしているように見える。

読んで下さり、ありがとうございます。

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