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24 そばにいて欲しい子

どうぞよろしくお願いします。

 2回目の演習先も前回と同じ場所と決まり、準備は1回目とほぼ同じ。

 お茶会の合間を縫って行われる感じなので、準備にあまり時間がかけられないが、2回目なので慣れたもの。


 今年は女神寮が5月にお茶会を行う。

 それから、魔神寮が6月、神寮が7月ということになっている。


 寮長はパトリシア先輩で、副寮長はカレン先輩。


 女神寮のお茶会が終わったら、2回目の演習というスケジュールだ。


 今年度は1、2年生で実行委員を決めて、去年のをベースに動くそう。

 ただ、係は1、2年で回すことになった。


 魔神寮はほぼ1年だけで回しているしね。そのかわりお茶会が2回目の4年生がフォローに多く入ってくれるという。


 

 招待状のことを相談しようとしてマリアとヨシュアに声を掛けたら、ヨシュアに言われた。


「なんか、ペスカがフレイのヒーラーをやめるようなことを聞いたんだけど?

 どういうこと?

 神寮のケビンのヒーラーになるの? 騎士でもないのに?」


 マリアも顔をしかめた。


「エースが言ってたけど、1年生のキルシェっていう子のせいなんだって?」


 私は苦笑いした。


「キルシェは、フレイと同じ村の幼馴染で、フレイのヒーラーになりたいんだって。

 だから、チーム組んだ2年の時、私A級だったから、キルシェがA級になれた時点で交代するよってことにした」


「フレイは?」


 ヨシュアが変な顔をしている。


「さあ、驚いてはいたけど、チームの話し合いにキルシェを参加させたかったんだから、賛成じゃないの?」


「話し合ってない!?」


「だって、キルシェがフレイから離れないから……。

 キルシェがいるのに、キルシェをどうするとか話せない……。

 だから、これがベストだと思うよ」


 マリアがじっと私を見ている。


「マリア、エース呼ぶでしょ?

 一緒にフレイを呼ぶと……、キルシェもついてくるから、今回は別に招待しよう。

 私はフレイとキルシェの2人招待にするから」


「それでいいの? ペスカ」


「……うーん、まあちょっとは困ったなと思うけど。

 もともとチーム力は高いし、私とキルシェが入れ代わる前にフレイが竜騎士になってれば、私とケビンが抜けても大丈夫だと思うよ」


「うう、チームの話じゃなくて!

 その……、フレイとのこと!」


「フレイにはヒーラーを頼まれただけだし。

 それにフレイのことをよく知っていてそばにいて欲しい子がいるんなら、そっちの方が良くない?」


「そばにいて欲しい子って、誰?」


「そりゃもちろん、キルシェでしょ」


「フレイがそう言ったの?」


「いや、はっきりとは聞いてないけど……」


 ヨシュアとマリアが顔を見合わせる。


「ちゃんとフレイと話した方がいい」


 ヨシュアが言うけれど……。


 授業中ぐらいしか、キルシェが離れている時ないよ!

 

 本心を言えば、そんなにフレイを追いかけてて、ヒーラーの習得テスト大丈夫なのか!? なんだけど。


読んで下さり、ありがとうございます。

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