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あたしの恋人  作者: 紫月 飛闇
Season1 始まりと出会い
72/86

19、留守中の出来事 <Side 愛良>(後編)







「お、愛良、戻ってきたか」




マジックショーの消失マジックに参加したあたしは、床下が抜けて落下する、という単純な仕掛けによって<消失>させられた。

迎えに来てくれたマジシャンの指示通りに歩いていくと、マジックショーの観覧席に戻ることができた。




「愛良、あの消失マジック、舞台の床下から落ちただろ?」

「え?!なんでわかるの、和馬お兄ちゃん?!」

「おまえが舞台から消えてから、あのマジシャン本人がそう言ってたんだよ」

「えぇ?!自分でネタばらししたの?!」

「あれはただのパフォーマンスだったみたいだな」

クスクス笑いながら、和馬お兄ちゃんはそう言う。


え~なにそれ?!






あたしは席につきながら、ふと、彼の言葉を思い出す。


「この仕掛けは君をここに呼ぶために用意したんだよ」


彼はあたしにそう言って、一枚のチケットをくれた。


水曜日の夜9時に、ひとりでここに来るように、と。そして・・・・・・。





「<Lost Birthday>のことを教えてあげるよ」






何で、この人は怪盗夜叉が探してるという<Lost Birthday>のことを知っているんだろう?何で、あたしがそれを知っていることを知っていたんだろう?




謎だらけのマジシャンは、最後にあたしと別れるときに名前を教えてくれた。


ジョン・ベラルディだと。









19、留守中の出来事Ж      <Side 愛良>(後編)







あのあと、マジックショーはいくつかのマジックを再び披露して、大喝采のもと閉幕した。


和馬お兄ちゃんたちも魔法のようなマジックの数々に大興奮していたし、あたしも純粋に楽しめた!!


でも、こっそりとジョン・ベラルディに渡されたあのチケットのことが気になって、後半のマジックはあまり記憶にない。








「・・・愛良?どうした、疲れたか?」


心配そうに和馬お兄ちゃんがあたしに声をかけてくれる。そんな愛が溢れる和馬お兄ちゃんに心配をかけたくなくて、あたしはにっこり笑って首を横に振った。


「ううん、大丈夫だよ」


どのみち、このチケットのことは内緒だよって言われてるし、和馬お兄ちゃんに言えば反対されるに決まってる。だから、あたしは和馬お兄ちゃんたちには黙っていることにした。


水曜日の夜に、ジョン・ベラルディと会うつもりでいることを。









モヤモヤ悶々としているうちに、問題の水曜日が近づいてくる。その日は塾がある日だから、ちょうど夜の9時なら家に帰るよりも、あのマジックショーの会場に向かう方が近い。


・・・・・・問題は、いつものように和馬お兄ちゃんがお迎えに来てくれると、そこに行けないってこと。


せっかくの和馬お兄ちゃんとの短い夜のデートが障害になるなんて、なんて皮肉なことなの?!




どうやって言い訳してお迎えを断ろうかな、なんて思っていたら、火曜日に和馬お兄ちゃんの方から申し訳なさそうに、あたしにこう言ってきた。


「ごめん、愛良。明日の塾の迎え、急なバイトで行けなくなって・・・・・・」


「え~そうなの?!・・・何時くらいまで?」


「そんなに遅くはならないと思うけど・・・・・・もしかしたら、ギリギリで迎えに間に合うかもしれないし・・・」


「あ、や、いいの、いいの!!お兄ちゃんにもらった防犯ブザーもあるから、ひとりで帰れるよ!!」


「そうか?悪いな・・・・・・」






あ、危ない。ちょっと演技して駄々をこねてみたら、お迎えに来てくれようとしちゃった!!


さすが、和馬お兄ちゃん、愛がある!!


だから優しくて大好きだけど、そんな優しいお兄ちゃんを騙すのがちょっと心苦しいな。


でも!!ど~しても気になっちゃったんだもん、<Lost Birthday>のことも、それを知ってるジョン・ベラルディって人も。


気になって仕方ないし、せっかくのお誘いだから、彼の言うとおりひとりで誘われた場所に向かってみようって、もう決めていた。


申し訳なさそうに謝ってきてくれた和馬お兄ちゃんにはむしろあたしが申し訳ないけど、ラッキーな偶然に感謝すらしていたりした。








そして、水曜日の夜。


一日中そわそわしていたあたしだったけど、何やら忙しそうだった和馬お兄ちゃんたちと顔を合わせることなく、あたしは塾に向かった。


いつもだったらそれも寂しいけど、今日みたいにそわそわしているときに会ったりしちゃうと、「様子がおかしいけど、どうかしたのか?」ってばれちゃうし。


もっともっと鋭いロゼは、まだ帰ってくる約束の2週間までは時間あるし。




・・・でも、ジョン・ベラルディって人がほんとにロゼの知り合いなら、会わせてあげたいけどな。


なんだかあの不思議で謎めいたなオーラが、すっごくロゼと似ていたから、ふたりとも知り合いかもしれないな、なんてあたしは思い直していた。


せっかく今夜会えるんだったら、それを聞いてみてもいいよね。







塾が終わってしずちゃんと別れると、あたしは急いでマジックショーのあった会場に向かった。


9時に来いって言われたけど、9時からショーを始めるつもりなのかな。でも、会場付近は人が全然いなくって静か。これからマジックショーがあるなら、もっと人が流れていてもおかしくないのに。


不思議に思いながらチケットを握り締めて会場に辿り着くと、あたしは途方に暮れてしまった。


だって、会場の入口が閉まってるんだもん!!


「本日は閉場しました」と無情な一言が添えられた看板と共に。





「今日は、マジックショーはお休みだよ」


マジックショーの関係者っぽい人が、あたしにそう話しかけてくる。


「え、お休み?!でも、あたし、チケットが・・・・・・」


握りしめていたチケットを、その関係者っぽい人に見せる。すると、その人は「あぁ!!」と小さく呟いて、にっこりあたしに笑いかけた。


「ミスター・ベラルディの関係者の方ですね。お話は聞いています。どうぞ、こちらへ」


急に礼儀正しくなったかと思ったら、その人があっさりと会場の入口を開けてくれた。


「い、いいの・・・・・・?」


関係者っていうか、ただチケットをもらっていただけなんだけど・・・・・・。


おろおろしながらその人と開けられた入口を交互に見ていたら、彼がさらに言った。


「その特別なチケットを持っている方のためだけに、今夜はショーを行うとミスターから聞いています。お客様はおふたり、と伺っているので、中でお待ちください。我々も会場内に入ることを今夜は禁じられているので」


「わ、わかりました・・・」


よくわかんないけどあたしはそう返事をして、遠慮がちに会場に入った。






大きな会場内は誰もいなくてがらがら。


この間の日曜はあんなに人がいっぱいいて、熱気に溢れていたのに、同じ場所じゃないみたいに、すごく寂しい場所になっている。


照明は普通についてるけど、誰もいないからあたしの足音だけが広い会場内に響く。あたしはこの前と同じ席に座って、そわそわと辺りを見渡した。




さっきの人、たしかお客さんがふたりいるって言ってた。ってことは、今夜はあたしの他に、誰か違う人も呼ばれているのかな。


ジョン・ベラルディは、あたしとその人を呼んで、どうしたいんだろう?


その人にも<Lost Birthday>のことを話す約束でもしてるのかな。






手持ちぶさたになっちゃったあたしは、鞄から携帯を取り出した。もしも愛する恋人から心配のメールとかあったら大変だし。


そう思って携帯を見てみれば2通のメール。


和馬お兄ちゃんから?!と思って見てみれば、ひとつはしずちゃんからで、もうひとつはなんとフランスにいるはずのロゼからだった。


・・・・・・あれ?あたし、ロゼに携帯のメアド教えたかな・・・?





とりあえずしずちゃんのメールから開いてみたあたしは、思わず「え~・・・」と嘆きのようなため息のような情けない声が出てしまった。


だって、嘆きたくもなる。


怪盗夜叉がまた犯行前ギリギリの予告状を出して現れたっていうニュースがあったよ、っていうしずちゃんのメールだったんだもん!!


しかもそれだけじゃなく、怪盗夜叉が現れたのが、このマジックショーの会場のすぐ近くなものだから、余計に悔しい・・・・・・。


もしかしたら、ちらっとでも夜叉を見ることができたかもしれないのにぃ!!




ちょっとがっかりしながら、ロゼがくれたメールを開いてみる。すると、そこには短い一文が。


『ピエロの格好をした騎士にたぶらかされないでね』




・・・・・・意味がわかんない。


ピエロの格好をした騎士って・・・・・・何のこと?ピエロってサーカスにいるあのピエロのことだよね?


そのピエロの格好をした騎士がいるの?!




「う~ん、ロゼのメールは不明だわ・・・」


何かのなぞなぞかな。それにしてもやっぱり・・・・・・。


「あ~あ、怪盗夜叉に会いたかったなぁ~」


この近くの犯行だったのに見に行けなかったのは悔しい。・・・・・・でも、時間的にもしかしたら塾の授業中だった可能性の方が高いけど。





「怪盗夜叉というのは、最近現れるようになったという怪盗かい?」




突然会場内から声が響いて、あたしは驚いて肩を震わせた。見れば、舞台上に人が立っている。


今夜はタキシードを着ていても、シルクハットを被っているわけじゃなかったから、すぐにわかった。舞台の上からあたしに話しかけてきたのは、今夜ここにあたしを呼んだ張本人、ジョン・ベラルディだ。


「・・・うん、怪盗夜叉が現れたのは、ここ1年くらい・・・かな」


「そうか、1年くらい・・・・・・か。では、君はその怪盗の前に、日本で活躍していた怪盗を知っているかい?」


「・・・え?」


怪盗夜叉より前にいた怪盗?


あたしは、テレビでそんな怪盗の名前を聞いたことはない。


小さく首を横に振ると、ジョン・ベラルディはため息をついた。なんだか、悲しそうに。




「そう。聞いたことはない、か。まぁ、そうだろうね。彼のように派手に盗んだりしなかっただろうから・・・」


「あ、あの・・・・・・」


「今夜はようこそいらっしゃいました、小さなレディ。まだもうひとりのお客様が到着していないので、時間潰しにワタシの魔法をご覧ください」


あたしが何かを尋ねるより先に、舞台の上のマジシャンがあたしひとりのためのマジックショーを始めてしまった。




聞きたいことはたくさんある。


もうひとりのお客様って誰かとか、<Lost Birthday>のこととか。


でも、いざ彼のマジックショーが始まってしまうと、あっという間にその世界に引きずり込まれて、ぐるぐると渦巻いていた疑問とかが吹っ飛んでしまった。だって、あたしひとりのためのマジックショーなのに、日曜日にみんなで見たマジックショーみたいにすごいんだもん!!


純粋に喜んで歓声をあげるあたしがおかしかったのか、くすっと彼は笑うと、マジックの区切りのいいところであたしに手招きした。




「舞台の上においでください、小さなレディ」


特に断る理由もなかったから、あたしは素直に舞台に向かって歩き始めた。あたしの足音だけが響く会場に、再びあたしの中で疑問が浮上する。


「ジョン・ベラルディ・・・・・・さん」


「ジョンでいいよ、アイラ」


舞台に上がったことにより距離が近くなって、彼はいつしかみたいに砕けた口調であたしに返事をしてくれた。




「なんで、あたしをここに呼んだの?」


「君が<Lost Birthday>のことを知っていると思ったからだよ。探しているのだろう、君もまた」


「え・・・?」


「隠さなくていい。彼のそばにいるということは、そういうことだろうと予測していたから」


ジョンはすらすらと流暢な日本語を喋っているはずなのに、言っている意味があたしにはさっぱりわからない。




「えっと・・・・・・?」


「どこまで知っている?いや、知らされた?」


真剣な瞳で問い掛けてくるジョン。


でも、そんな風に訊かれても、あたしに答えられる言葉はひとつしかない。


「えっと・・・・・・あたし、何にも知らないよ?<Lost Birthday>のことも、怪盗夜叉のことを調べたっていう知り合いの人に教えてもらっただけだし。それに、あたしが彼のそばにいる・・・・・・って言ってたけど、彼って誰?」


首をかしげて尋ねれば、今度はジョンの方が困ったように視線をさ迷わせた。




「知らない・・・?何も・・・・・・?」


「知らないよ?だから、教えてくれるんじゃなかったの?」


「<Lost Birthday>のことを・・・なにも、本当に何も知らないのか?」


「・・・うん。怪盗夜叉が盗んでいる宝石とか美術品が<Lost Birthday>っていうってことしか。でも、すぐに盗んだものを返しちゃうから、<Lost Birthday>の中でも、なにか特別なひとつを探しているのかな、くらいしか・・・・・・」


修登お兄さんに教えてもらったことをそのままジョンに伝える。だって、あたしが知ってるのはこれだけだもん。



「・・・それだけ?」


「うん、それだけ。ジョンは何を知ってるの?なんで、あたしが<Lost Birthday>を知ってるってわかったの?」


今度は質問するのはあたしの番。それなのに、肝心のジョンは驚いたように目を見開いたまま、あたしを凝視しているだけ。


「ジョン・・・・・・?」


「バカな・・・・・・何も知らないなんて・・・てっきりこの子も巻き込んでいると・・・・・・そうでなければなぜ・・・」


何やらブツブツと呟いている彼。


あたしが<Lost Birthday>のこと知らなかったのが、そんなに意外なこと?


でも、あたしが夜叉に会ったことがあるのは数回だし、それをジョンが知っているわけないから、何を根拠にジョンはあたしが<Lost Birthday>のことを知っていると思ったんだろう・・・・・・?





「ねぇ、ジョン、どうして・・・・・・」


あたしがさらに彼に疑問を投げ掛けようとしたそのときだった。


「愛良?!」


あたしがよく知る声が、あたしの名前を鋭く呼んだ。ここに、いるはずないのに・・・・・・。


「和馬、お兄ちゃん・・・?」


思わず、声が詰まってしまった。だって、あまりにびっくりしちゃって・・・・・・。





「なんで・・・愛良がここに・・・・・・?」


「お兄ちゃんこそ・・・」


会場の入口あたりで、和馬お兄ちゃんは呆然と舞台の上のあたしを見てくる。だけど、一緒に舞台の上にいるジョンを確認すると、さらに戸惑ったように彼を見ていた。


「あの時の・・・マジシャン?!なんで、ここに・・・・・・まさか・・・」


和馬お兄ちゃんの視線が、あたしとジョンを行ったり来たりする。そしてさっと彼を睨みつけた。


「愛良、そいつから離れろ!!」


突然厳しい声でお兄ちゃんがそう言いながらこちらに駆けてくるから、あたしの方が驚いてしまう。






ジョンと離れろって・・・・・・どういうこと?


困ったようにジョンを見れば、彼は喉で笑ってから何かを和馬お兄ちゃんに向かって言った。何を言ったのかわからなかったのは、ジョンが話したのが日本語じゃなかったから。


そしたら、和馬お兄ちゃんまで違う言語で話し始めたから、ますますわからない。




なんか、疎外感~。


こういう経験、たまにある。


時々ロゼと和馬お兄ちゃんがこうやって日本語以外で喋るときがあるから。





ふたりとも睨み合うように無表情のまま喋り続けてる。どれくらい経ってからか、ジョンが突然あたしに振り向いた。


「よし、決めた!!」


「え?」


いきなり日本語であたしに話しかけられて驚いたけど、続いたジョンの言葉にさらに驚いた。





「オレ、瀬戸家でしばらくやっかいになることにした!!あの家でオレも暮らすからな、アイラ」





「え、えぇ?!」


「ちょ、待て!!なんでいきなりそうなるんだよ?!」


あたしがびっくりしていると、和馬お兄ちゃんも同じようにびっくりしている。そんな混乱を振り撒いたジョンは、ニヤリと和馬お兄ちゃんに笑いかけた。


「だって、オレがキミを見守るのは当然の義務と権利だと思わないかい?」


「な、そんなこと・・・」


「ま、人生の大先輩の忠告を聞いていれば、結構早くカタがつくかもしれないぜ、ジュニア?」


「だ、誰がジュニアだ!!」


「はいはい、怒らない、怒らない。そんなわけで、あの家でオレも暮らすことになったからよろしくな、アイラ」


最後の一言はあたしに向かってジョンは言う。あんなに抵抗していたお兄ちゃんも、ジョンを睨み付けたままだけど何も否定はしてこない。





「・・・・・・ほんとに・・・?」


ジョンと和馬お兄ちゃんを交互に見ながら呟いてみる。ジョンはニカッと笑ってピースをして、和馬お兄ちゃんは諦めたようにため息をついて肩を竦めた。


否定はない。と、いうことは・・・・・・。


「すご~い、マジシャンと同居?!」


「アイラが見たいなら、いつでもマジック見せてやるぜ」


「あ~も~、好きにしろよ・・・・・・」


くるりと和馬お兄ちゃんは向きを変えて会場を出ていこうとしまう。


「あ、待って!!」


あたしは慌てて和馬お兄ちゃんの後を追い掛ける。


「じゃぁ、オレもついていこうっと」


そして、ジョンがあたしたちを追いかけてくる。




遠い存在だったはずのマジシャンと一緒に暮らすことになるなんて、あたしは突然の展開にびっくりしながらも、わくわくもしていた。










というわけで、よくわからないうちにジョンまで同居決定?!(笑)トートツではなかろうか?!(笑)

じつは、ノワールを本編に出そうとしている頃から、ノワールを先に出すか、ジョンを先に出すか、すっごい迷ったんです。

結局レディファーストってことで、ノワールを先に出しましたけど(笑)

やっとジョンも本編に出てくれて、紫月はうれしいです~♪


が、おそらく読者さまはまだ何が何だかって感じですよね(汗)

和馬サイドで、ジョンがもう少し正体をさらしてい・・・・・・ないかもしれないですが(汗)もう少し和馬との絡みをみせていますので(汗)

ノワール編ほど危険もないので、刺激は足りないかもですね(笑)ジョン編は、謎を追いかけながら謎がまた降ってくる感じです(笑)



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