夢心地続く
※23話目です。
不思議な体験して、私の気持ちは高ぶり続けるのだ。
上りのぞみ号の車中の人となっても、私は不思議な感覚で気持ちが高ぶったままだった。
反対に、ずっと心に抱いていたモヤモヤ感は嘘のように消えてスッキリした気分である。
N700系電車のグリーン車で、ゆったりとしたシンクロリクライニングシートに座って心地良く過ごす私。
ピピ♪
私のケータイの着メロが鳴った。
ボックル爺からである。
>ワシが教えて通り、やったかのぅ?<
高まる気持ちを抑えながら、返信メールを送る。
>もちろん<
すぐに、メールが来た。
>っで? 結果はどうじゃ?<
>なーんだか、不思議な気分を味わっちゃった。今までのモヤモヤした感じが取れたみたいで…、何て、説明したらイイっかなぁ?<
>ワシも詳しくは説明は出来ないがのぅ。何かのパワーで邪気が取り払われて、良い運気が呼び寄せられる環境になったんじゃろう?<
>何かのパワーって、どんなパワー?<
>バカモン、ワシに聞くな。でも、スッキリしたじゃろう?<
>そうだねぇ。すっごくさわやかな気分<
>うんうん、結構な事じゃ<
>これから私、どうなるんだろう?<
>今度は間違いなく、運気は上向くハズじゃ。何にも心配しなくても良い<
>ホント、大丈夫?<
>お前さん、次第じゃぞ<
>私、次第?<
>運気が良くなるからって、何もしなかったら良い変化は掴めんぞ。自ら積極的に動いて確実なモノにするんじゃ<
>そっかぁ、分かった<
>ハッピーイエロー! 願いは叶う! この言葉を忘れるな。素晴らしい出会いを期待しとるぞ<
うーん! 何だか、やる気が涌いて来た!
サイコーなオトコ!
ゲットしてやる!
イヒヒヒヒ!




