次の交際相手はガイジンさん。
※17話目です。
次の交際候補相手はっと…。
私はふと、ケータイを見つめた。
「あ…、そうだ…」
在る人物を思い出した私。
名前はイザム・ラルフ。
年齢は29歳でアメリカ・シカゴ出身。
仕事の関係で5年以上も日本で暮らしている独身男である。
イザムも結構、背が高くその上イケメン。
頭も良く流暢な日本語を話す好感の持てるガイジンさんだ。
私は友達の紹介で、イザムと初めて対面した。
向こうは私の事をとても気に入ってくれたっけ。
「是非、僕と付き合って欲しい」と、交際を求めて来たのだ。
いきなりの告白だったから、私の方が気持ちの整理が付けなかった。
とりあえず、返事を先延ばしして考える時間を作る事にした。
「待ってて下さいね。落ち着いたら返事しますから」
「オッケー、オッケー♪待っていますよ。是非、アナタと交際出来る事を期待していまーす」
「りょーかい」
まあ大体、こんなやり取りで互いの交流は終わった。
もう、あれから2ヶ月以上たってしまっている。
初めの頃は電話とか、メールとかのやり取りをしていたけれど…
最近ではすっかり御無沙汰になってしまっている。
さっそく、イザムに電話を入れてみよう。
しばらくして男の声が流れて来た。
「ヘロー」
聞き覚えのある声だ。
声の主はもちろん、イザム自身。
「あー、ハロー! 私ですぅ、れいな・しのざきですぅ」
久しぶりに電話するから、私は緊張気味だ。
「OH! レイナ!?」
いきなりの私の声に、イザムは驚きの声を上げた。
「久しぶりでーす! 元気でしたかぁ?」
「げ、元気だよぉ! 君はどう!?」
イザムの方も緊張気味のようだ。
「まぁ、何とかやっていますけどね」
最初は緊張気味の私だったけど、段々と気持ちに余裕が出て来た。
「君から電話、珍しいよね?」
「しばらく御無沙汰して申し訳ありません。色々と忙しかったから」
「僕も忙しかったよ。今日は何?」
「実は、例の事で電話をしたんです。時間、イイでしょうか?」
「例ノ…、事…?」
「イザムさんからの交際の、返事です」
「オー、あの事ですかぁ」
私はどう言葉を並べようかと迷ったけれど、どうでもイイやって思ってストレートに言った。
「私ィ…、アナタと…付き合ってもイイです」
「オー、コノ…ボクト、デスカ?」
「もし、宜しければ」
何故か戸惑っているイザム。
交際OKの返事を出したのに、喜んでいないようだ。
するとだ。




